このページの本文へ移動

近畿農政局

メニュー

「稼げる農業」の実現を支援~産地化をめざして~

滋賀県長浜市|加工用トマト実証栽培の取組

滋賀県長浜市では、「稼げる農業」の実現に向けた支援として販路を持つ企業との連携による「加工用トマト」の産地化に向けた実証栽培に取り組まれています。「加工用トマト」は水田転作として露地での無支柱栽培が可能で、作業も機械化による省力化が図られています。また、連携企業からの丁寧な栽培指導もある上、販売先が決まっていることで、初めて取組む生産者でも安心して取り組めてます
2年目となる令和4年度は、栽培面積を初年度の0.3haから2.5haに拡大して取り組まれ、数年後には30ha規模の産地化をめざしています。
滋賀県拠点では、8月3日に「加工用トマト」の機械収穫の様子取材させていただき、実証栽培についてお話を伺いました

収穫機

10アールあたり5トン以上の収穫を目標に!!!
水田での栽培は難易度が上がるそうですが、土壌診断や排水・耕盤層耕盤層耕起や機械踏圧によりできる硬く締まった層)の確認をして、圃場選定をしっかりすることで、収量増加の可能性は広がり、水田を活用した高収益作物の一つとして定着することが期待されています

収穫トマト



                生産者のご紹介

                             

生産者のご紹介

令和4年度は、市内6名の生産者が実証栽培に取り組まれています
今回、収穫作業を見せていただいたのは、柏本農園株式会社の柏本代表。
栽培初年度でしたが、非常に高品質なトマトができ手応えを感じておられます。








目指産地化!!!
長浜市では水稲を中心とした水田農業が盛んですが、昨今の米価下落、資材等の高騰により経営への不安は高まっています。この「加工用トマト」が産地化されれば、長浜市産のブランド力が高まり、販売先との安定した取引につながり、水田転作作物として、農業経営の安定した柱の一つになると考えられています。
次年度以降の面積拡大を見据えて、成果と課題を踏まえ、引き続き企業との連携による加工用トマトの産地化に向けた栽培に取り組まれる予定です。


【実証栽培加工用トマト(産地化R4)(長浜市役所HP
https://www.city.nagahama.lg.jp/0000011411.html

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261