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近畿農政局

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「バイオ炭」と「堆肥」を施用した米作り~美味しい甲良米の生産を目指して~

滋賀県甲良町|甲良集落営農連合協同組合

滋賀県甲良町において、農事組合法人サンファーム法養寺で理事を務め、平成24年に周辺7集落営農法人による「甲良集落営農連合協同組合」(以下「甲良連合」という。)の設立に尽力された代表理事の上田栄一氏を訪問し、甲良連合が取り組む「バイオ炭」と「堆肥」を施用した美味しい甲良米の生産についてお話を伺ってきました。
また、甲良町内で、周辺地域の造園事業者や民家の解体業者などから収集した廃材や剪定枝等を粉砕してチップ化し、建設用廃材は燃料用チップに、その他の剪定枝等は炭化して「バイオ炭」を製造している株式会社ケントムを訪問し、「バイオ炭」の製造工程等ついてもお話を伺いました。

上田さん(農)サンファーム法養寺理事、 甲良連合代表理事の上田栄一氏 川村さん      株式会社ケントム代表取締役川村彰彦氏

甲良町内で生産された「バイオ炭」と「堆肥」を 施用した美味しい甲良米の生産に取り組んでおられます。生産された甲良米は、名古屋市にあるスーパーマーケットで環境こだわり米として販売されています。

(株)ケントムのグループ会社で産業廃棄物処理業者である「シームウッド」が、剪定枝、根、刈草等を収集・破砕して木質チップを作り、(株)ケントムがその木質チップを「バイオ炭」に加工し、それに「堆肥」を加え配合して散布作業まで行われています

剪定枝等
回収された剪定枝等
(木・竹・根類・草類)

チップ剪定枝等を粉砕し「バイオ炭」の原材料を作る。


熱分解選別等の工程を経て、原材料を800℃で24時間かけて熱分解し炭化させる。


バイオ炭        完成した「バイオ炭」




ケントムリサイクルシステム

株式会社ケントムが取り組む「木質系廃棄物活用リサイクルシステム」の概要


 

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261