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近畿農政局

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高収益作物への挑戦「守山ほたる葱」

滋賀県守山市|有限会社 林農園

守山市の新しい特産品「守山ほたる葱」を栽培する有限会社林農園の林重樹さんと意見交換を行いました。林さんは水稲を中心に麦・大豆を栽培する農家として大規模な経営をされてきましたが、米に代わる高収益作物に取り組もうと4年前に白ネギに着目し栽培を始められました。田んぼで育つ太く立派な白ネギは、守山市のシンボルのゲンジボタルに因んだ「ほたる」を活用して「守山ほたる葱」と名付けて販売されています。品質はもちろん、安定した生産量から取引先の信頼も厚く、一躍、滋賀県の大規模白ネギ生産者として成功されています。



(有)林農園の代表取締役 林重樹さん
(有)林農園の代表取締役 林重樹さん

守山ほたる葱ロゴ


      

夏作と冬作で安定した生産をめざす

白ネギは、種を播いてから育苗ハウスで2ヶ月、田んぼに定植してから6ヶ月かけて育てられます。

長い期間、露地で栽培されるため、天候による影響も大きく、とう立ちしてねぎ坊主ができてしまうなど、栽培管理が難しく苦労が絶えないそうです。

令和4年産の作付面積は8.5ha
冬だけでなく、夏も栽培することで安定した出荷を実現しています。

田んぼに植えられた白ネギ
田んぼに植えられた白ネギ


     不要な葉を取り除き出荷袋に入れる作業
       不要な葉をとり除き出荷袋に入れる作業場

「ほたる葱」は太く短いのが特徴

田んぼで育つ「ほたる葱」は、水田特有の粘土質な土壌のため、通常の長ネギより少し短めで太いのが特徴となっています。

冬は甘みが濃く加熱するとトロットロに、夏はシャキシャキとさっぱりした味わいが楽しめます。

学校給食にも登場!

「ほたる葱」は、守山市の学校給食の食材としても提供されています。

また、琵琶湖で養殖される淡水真珠の貝殻を活用した肥料を用いて栽培したじゃがいもも学校給食に提供されています。

地元で採れた新鮮で美味しい野菜を、子供の頃から食べることで、郷土愛を育み自然や農業への関心が高まることが期待されます。

         出荷を待つ白ネギ
         きれいに整えられ、出荷を待つ白ネギ


新たな特産品に挑戦「びわコーン」

令和3年からは、新たな高収益作物への挑戦としてトウモロコシの栽培を始め、「びわコーン」と命名し販売を開始されました。
朝獲
れの甘くて瑞々しいトウモロコシは、とても人気が高く手応えを感じられたそうです。
これからも「びわコーン」が守山市の新たな特産品となることを目指し、意欲的に栽培に取り組まれる予定です。


有限会社  林農園
https://www.big-advance.site/s/135/1619 

 

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261