耕作放棄地を活用し地域活性化につなぐ
滋賀県野洲市|みのり農園株式会社 三浦大介さん
野洲市吉川の湖岸道路沿いに、耕作放棄地を活用し、ひまわりや黒大豆を栽培する、みのり農園株式会社代表取締役三浦大介さんと意見交換を行いました。
栽培したひまわりは、7月末の開花にあわせて迷路に仕立て、自身も所属する野洲市農業者クラブと共同で「おいで野洲ひまわり迷路」(以下「ひまわり迷路」という。)を開催し、夏の風物詩として家族連れを中心に多くの方が来場され、地域活性化と景観維持につながっています。
 みのり農園株式会社 代表取締役 三浦大介さん
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耕作放棄地に危機感
三浦さんは、大規模農家での研修後、2006年に独立し,みのり農園株式会社を設立。 米、麦、大豆をはじめ、いちごなどを栽培する大規模農家へと成長されました。 規模拡大する過程で、耕作放棄地の広がりに危機感を覚え、何とか地域を元気に盛り上げたいと奮闘されています。
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笑顔も満開ひまわり迷路
2015年から開催しているひまわり迷路。 今年は約50aの畑に約5万本のひまわりが開花。 全体が一望できる展望台や、イベント名の看板が入るベンチやフレーム枠などを設置し写真スポットを充実させました。 地元農家や企業の出店、隣接する商業施設と共同でスタンプラリーを開催するなど、地域をあげて盛り上がりました。
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 中央の展望台からは迷路と琵琶湖が一望できます (写真:みのり農園株式会社提供)
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 農園に映えるオレンジ色のキッチンカー
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暑い夏には冷たい幸せ
今年から導入されたキッチンカー。 自社で採れたいちごを使ったドリンクや炭酸氷にアイスといちごをトッピングした「shuwapopパフェ」など、暑さを吹き飛ばすスイーツも大人気。 今後は農家レストランなども整備したいと更なる地域活性化をめざしています。
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秋には「えだまめ収穫祭」も開催
今年は、ひまわり迷路を開催した隣地の放棄地を借り受け、新たに整備し黒大豆を栽培。 10月には、収穫作業と詰め放題を体験できるイベントが開催されます。
 整備された畑で育つ黒大豆 こんなにたくさん詰め込む人も! (写真:みのり農園株式会社提供)
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自慢の農産物で商品開発
自慢の農産物で商品開発お米や黒大豆などを使ったポン菓子やお茶、いちごのジャムやシロップなど、自社で育てた農産物を中心に、様々な商品を販売しています。
 黒大豆やお米のポン菓子など子供から大人まで大人気な商品です いちごシロップはかき氷にもぴったり (写真:みのり農園株式会社提供)
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 ドローンによる農薬散布の様子 (写真:みのり農園株式会社提供)
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スマート農業の推進
ドローンを導入し、農薬散布の請負事業にも取り組んでおられます。 コスト削減のため、ドローンの活用が年々注目されているなか、200haを超える広大な作業を実施し、近隣地域の営農を助ける存在となっています。
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みのり農園株式会社
https://minori-farm.jp
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261