アドベリーで地域を活性化
滋賀県高島市|はなつむぎベリーファーム
滋賀県高島市で、ボイセンベリーを栽培している「はなつむぎベリーファーム」代表者の梅村勝久さんと意見交換を行いました。高島市安曇川町で栽培されるボイセンベリーは、「アドベリー」と商標登録をしており、地域の特産品となっています。

人気のアドベリージャム
安曇川町に特産品をつくりたい
道の駅「藤樹の里あどがわ」の開駅が決まったことをきっかけに、ここにしかない特産品をつくりたいとの思いから、2003年に地域の関係者でアドベリー生産協議会を設立し、認知度向上のための活動をしています。
アドベリーを使ったジャムやお菓子などは、観光客に大人気です。
幻の果実「アドベリー」
アドベリーは収穫期間が6月中旬から7月上旬で、日持ちがしないため、生果実が市場に出回ることはほとんどなく、幻の果実と呼ばれています。

アドベリーの実は酸味と爽やかな甘さが特徴
(写真提供:はなつむぎベリーファーム)

収穫作業に臨む皆さん
(写真提供:はなつむぎベリーファーム)
アドベリーの収穫は朝早くから
収穫期には30人を臨時雇用します。
日中に摘み取ると果実がすぐに傷むため、朝の4時半から収穫を開始し、遅くとも10時には終了します。
農園のこだわり
土中の微生物を大切にし、農薬に頼らない環境に優しい農業を実践しています。
当農場は滋賀県の環境こだわり農産物認証制度に基づいて生産されています。

農場の様子

意見交換の様子
地域活性化の灯を絶やさないように
アドベリーの栽培には多大な労力がかかるため、生産者が不足しています。
不動産業・建設業を行っている株式会社梅久の代表取締役でもある梅村勝久さんは、自らアドベリーを生産されるだけではなく、同社の食品事業部で買い取り、素材を活かした商品作りを行うことで、地域活性化に取り組んでいます。
教育との融合
生産協議会として、地元の学生にアドベリーの収穫や商品作り、販売実習などの体験の場を提供しており、地域外の高校生や大学生によるアドベリーを使用した商品開発や販売にも波及しています。

説明を行う梅村勝久さん

アドベリー収穫祭2024の様子
(写真提供:高島市商工会)
アドベリー収穫祭2024
今年も6月23日に道の駅「藤樹の里あどがわ」でアドベリー収穫祭2024が開催されました。当日はあいにくの天候でしたが、大盛況の中、終了しました。
◎ はなつむぎベリーファームHP
https://www.hanatsumugiberryfarm.com/
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室TEL:077-522-4261