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近畿農政局

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近江八幡市を果樹の産地へ!

滋賀県近江八幡市|水原農園

滋賀県近江八幡市で、なしと野菜を栽培している「水原農園」の代表 水原弘樹さんと意見交換を行いました。
水原さんは、6年間勤務された近江八幡市役所を退職後、滋賀県立農業大学校で1年間栽培技術等を習得し、令和2年3月に就農されました。


水原代表

意見交換の様子

自らが果樹を栽培

水原さんは、市役所に在職中、園芸作物の振興を担当されていましたが、近江八幡市には果樹生産者が少なく、増やすことができないかと考えておられました。

そうした中、市内に菓子製造販売業者の大型施設(ラ コリーナ近江八幡)が完成し、今後、観光客が増えることを見込み、自らが果樹生産者になることを決意されました。



主枝のジョイント部 (水原農園提供写真)

なしのジョイントV字トレリス型栽培

なしの栽培方法については、農業大学校時代に先生や同級生のなし農家から指導を受け、また、神奈川県や鳥取県など生産地の視察や研究資料から情報を収集されました。

水原さんの栽培方法は、主枝を隣の主枝に接ぎ木することで早期多収性効果があるジョイント栽培と果樹棚をV字型に設置することで作業姿勢が楽になり、機械導入にも対応できるV字樹形栽培を組み合わせたもので、当時、滋賀県では初めての導入だったそうです。



なしが実ったV字型の果樹棚

収穫が待ち遠しい

果樹産地を目指して!

今年からなしの収穫が始まります。販売先は、JAへの出荷とJA系列店において直売をされる予定です。

今後はV字型樹形栽培のメリットを活かして、ロボット草刈機やロボット防除機、収穫ロボットなどを導入したスマート農業を検討されています。

水原さんは、令和4年から近江八幡市に整備された果樹団地で、なしとぶどうを栽培する20代から30代の若手8人から構成される生産組合のメンバーでもあり、近江八幡市が果樹の産地になることを目指し、活躍されています。





お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261