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近畿農政局

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日本最古 マス類養殖発祥の地

滋賀県米原市|滋賀県醒井(さめがい)養鱒場

醒井養鱒場は、明治11年(1878年)に琵琶湖の固有種ビワマスの増養殖を目的に設立されました。ビワマスをはじめとするマス類の養殖事業を今日まで一度も途切れることなく継続している、日本で最も歴史のある養鱒場のひとつです。
霊仙山のふもとから湧き出す清流をたたえた池に、大小さまざまなビワマス、ニジマス、アマゴ、イワナが群泳しているほか、古代魚「チョウザメ」、清流のシンボル「ハリヨ」なども展示飼育されています。

醒井養鱒場の入口
醒井養鱒場の入口

醒井養鱒場を流れる宗谷川
醒井養鱒場を流れる宗谷川

醒井養鱒場の3つの役割

マス類の生産
県内の水産増養殖業の振興と河川におけるマス類の資源維持を図るため、 ニジマス、アマゴ、イワナ、ビワマスの種卵種苗の生産を行っています。育てられた稚魚は、養殖用として県内外各地に出荷されます。


普及と研修
県内の養殖場や河川漁業協同組合に養殖技術や放流技術等の普及指導を行っています。
また、「夏休み子どもさかな教室」や地域の小学生を対象にした「採卵教室」を開催するなど、魚や養殖事業に対する知識の普及に努めています。


調査研究
琵琶湖の固有種であるビワマスやイワナ・アマゴなどの在来マス類を活用し、特色ある滋賀の内水面漁業・養殖業の活性化をめざして調査研究を行っています。

選別作業
選別作業

養殖池
養殖池



ニジマス釣りを楽しむ親子
ニジマス釣りを楽しむ親子

体験施設

施設内には、池に入り泳いでいる魚とふれあうことのできる「ふれあい河川」や、釣り場があります。

エサ釣り場では、釣りをするのが初めての子どもでも簡単にニジマスを釣ることができ、釣った魚はその場で塩焼きにして食べられます。
自分で釣った魚をすぐに焼いて食べるととても美味しく、普段あまり魚は食べないという子から「ここの魚は食べたい」といった感想をいただくこともあるそうです。

養殖業の発展のために

醒井養鱒場の桑村邦彦場長は「魚を育てて、その魚を食べてもらうのが養鱒場の役目だと考えている。子どもたちには、私たちの命を育てる食べ物がどうやって育ち、食べられるのかを知ってほしい。」と語っておられました。

醒井養鱒場の桑村場長
醒井養鱒場の桑村場長


◎醒井養鱒場HP  http://samegai.siga.jp

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261