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近畿農政局

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「元Jリーガーが描く第二の夢」自然薯とともに歩む地域づくり

滋賀県草津市|永冨 裕尚さん:株式会社キャピテーヌ

滋賀県草津市を拠点とする株式会社キャピテーヌ(以下、「キャピテーヌ」という。)は、自然薯を中心とした農産物の生産から加工、販売までを一貫して手掛ける農業法人です。
現在、キャピテーヌの農業事業部門の責任者である永冨 裕尚(ながとみ ひろたか)さんは、元Jリーグ・JFLのゴールキーパーとして長年活躍してきました。その永冨さんが現役引退後に選んだ新たなフィールドは農業でした。「自分で作ったものを、自分の手で消費者に届けたい」という思いを胸に、滋賀県では珍しい自然薯栽培に挑戦。生産から加工、販売までに携わりながら、地域資源を活かした農業の可能性を追求しています。また、アスリート時代に培った挑戦心と粘り強さを武器に、農産物の魅力を発信し、地域と人をつなぐ新たな地域づくりにも取り組んでいます。


元Jリーガーの永冨 裕尚さん
(写真提供:キャピテーヌ)

特に自然薯は栽培が難しく手間のかかる作物ですが、高品質な商品づくりにこだわりながら丁寧に栽培しています。また、生産した自然薯をすりおろし、加工品として販売することで、消費者が手軽に味わえる商品展開も進めており、農業の収益性向上と地域ブランドの確立にも取組んでいます。

スポーツ選手から農業者へ

福岡県出身の永冨さんは元プロサッカー選手。
20歳でプロの世界に入り、「ギラヴァンツ北九州、レノファ山口FC、MIOびわこ滋賀(現レイラック滋賀FC)」などのチームに所属し、ゴールキーパーとして第一線でプレーしながら2021年に37歳で現役を引退しました。
引退後は多くの選手が指導者や解説者などサッカーに関わる道へ進む中、永冨さんはまったく異なる農業の世界への挑戦を決意しました。


現役時代の永冨さん
(写真提供:キャピテーヌ)



収穫前の自然薯の圃場

農業を選択したきっかけ

農業を選択した理由は、「自分で作ったものを、自分の手で販売したい」という強い思いでした。
やるからには「自身が作った農産物に適切な価値をつけて余さず販売してみたい」と考え、農業への道を志すようになります。その思いを胸に、2023年に農業の世界に飛び込むことになりました。
また、永冨さんはスポーツと農業は「目標に向かって努力を積み重ねる姿勢や仲間と協力しながら成果を追求する姿勢」など、共通点が多いと語ります。

栽培へのこだわり

永冨さんは、「生産者の顔が見える農業」を大切にしながら、高品質な自然薯づくり(農薬等も不使用)に取り組んでいます。また、農業のスマート化や機械化が進む中、あえて機械化しにくく希少価値のある自然薯に挑戦することで、他にはない強みを生み出そうと取り組んでいます。自然薯は機械化が難しく、その栽培には多くの手間と時間が必要とされ、4月下旬頃の定植から始まり12月に収穫が行われます。長い栽培期間の中でさまざまな課題に向き合いながら、サッカー選手時代に培った粘り強さと継続力を発揮し、一つひとつの作業に丁寧に取り組んでいます。


成長具合のチェック作業



栄養豊富な「むかご」
(写真提供:キャピテーヌ)

将来展望・期待

永冨さんはこれからも自然薯を中心に滋賀県産農産物の魅力を広く発信し、商品の認知度向上や販路拡大を通じて地域農業の発展につなげていきたいと考えています。
また、将来的には、自然薯の魅力をより多くの人に味わってもらえる専門(飲食)店の開業も目指しています。元Jリーガーという経験を持つ永冨さんは、「農業界とスポーツ界をつなぐ存在」として、農業の魅力を発信するとともに、スポーツ選手のセカンドキャリアとしての農業の可能性を広げています。


就農4年目を迎えた永冨さん


山の土(環境)に近い栽培方法

株式会社キャピテーヌの仲間たち
(写真提供:キャピテーヌ)


大人気の自然薯すりおろし
(写真提供:キャピテーヌ)


むかごの収穫作業
(写真提供:キャピテーヌ)


新たな未来に羽ばたきます!
(写真提供:キャピテーヌ)



株式会社キャピテーヌ HP(外部サイトへリンク) https://capitaine.jp
 

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261