「食べて守る琵琶湖の環境」滋賀の郷土料理博物館
~第5回食育活動表彰で消費・安全局長賞を受賞~
滋賀県草津市|草津市立渋川小学校
草津市立渋川小学校は、草津駅周辺の市街地にある小学校で、周りに農地もなく自然や土に親しむ機会が少ないため、同校では、総合的な学習という学校独自の取組に活用できる授業時間を使い、食農教育や環境教育に取り組んでこられました。
これらの取り組みが第5回食育活動表彰において消費・安全局長賞の受賞となりました。
令和3年7月2日、同校を訪ね、同校の食育(総合的な学習)等の取組についてお話を伺ってきました。
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第5回食育活動表彰で消費・安全局長賞を受賞 |
(参考)
受賞された同校の取組内容は、以下の農林水産省HPのURLからご覧いただけます。
第5回食育活動表彰 事例集
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/hyousyo/5th/attach/pdf/result-17.pdf
取り組まれた食育活動の様子
(取組紹介動画より抜粋 第5回食育活動表彰 草津市立渋川小学校 消費・安全局長賞 - YouTube)
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食育や環境教育の取組についての意見交換 同校では、環境教育のねらいを「身近な自然や暮らし、文化について学び、学びを通して人と人とのつながりを創出し、ふるさと(地域や滋賀)への愛着や誇りを深めること」とし、田畑や漁場などと教室とをテレビ会議システムでつなぎ、現場から話を聞く取組などにもチャレンジしてきました。「食材について学んだ後には必ず、その食材を調理して味わう」という体験活動も大切にしています。 全校の子供たちが環境学習に取り組んだ成果をまとめ、『渋川ESD (いいまち、しぶかわ、だいすき)ミュージアム』を毎年開設し、地域に情報を発信することで、さらなる人と人とのつながりや交流を深める場となっています。 |
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校舎の玄関前にずらりと並んだ子供たちが育てる様々な野菜たち 写真は2年生が育てる野菜たちで、品目は子供たちが自分で決めており、ミニトマト、なす、えだまめ、オクラなど多種多様な品目が植えられ、すくすくと順調に育っていました。 |
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学校敷地内に畑が 同校では、子供たちが自然や土に触れる機会となるよう敷地内に畑が確保されており、総合的な学習や生活科の時間等で活用されています。 |
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草津市の花「あおばな」 |
「あおばな」は、学術名を「大帽子花(オオボウシバナ)」といい、6月下旬から8月下旬にかけて3~4cmぐらいのコバルトブルーの花を咲かせます。
友禅染や絞染の下絵描きの絵の具として使用される「青花紙(あおばながみ)」の原料として、江戸時代より栽培され、着物などの日本の伝統を支えてきました。
また、「あおばな」を食することで低血糖になることなどが立証され、メタボリック症候群対策や健康維持にも大きな期待が寄せられており、お茶やクッキー、ソフトクリームなど様々な「あおばな」の食品化が進められ好評を得ています。
この「あおばな」は、全国的にも草津だけで育てられて来た花で、草津市の花です。
(草津市のHPから引用)
食育活動表彰
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/hyousyo/index.html
第5回 食育活動表彰 受賞者の取組紹介動画
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/hyousyo/5th/movie.html
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室TEL:077-522-4261