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近畿農政局

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「地域の棚田を守る活動」稲刈り体験授業


令和3年9月21日(火曜日)、まだまだ暑さが残る中、和歌山県有田川町立八幡小学校の3・4年生が「あらぎ島」で稲刈りを行いました。
「あらぎ島」は、有田川沿岸に広がる2.4haの棚田で「日本の棚田百選」にも選定されており、いくつもの扇形の田が織りなす四季折々の風景は絶景スポットとなっています。
八幡小学校では、子ども達が地域の方たちと交流しながら田植えから稲刈り、脱穀等の作業を体験することで「食」と「農」への理解を深めてほしいとの想いから、この取組を行っています。

 

この日、子ども達は「あらぎ島景観保全保存会」のメンバーをはじめ、地域の方々に教わりながら稲を刈っていきました。



 

今年は、トビイロウンカの飛来も少なく、JAありだをはじめ関係機関の指導による適正防除が功を奏し、大きな被害もなく、黄金色に輝く棚田を見ることができました。

 
 

最初は、「むずかしい~」と言いながら慎重な手つきで刈り取りしていた子ども達ですが、すぐに慣れて手際よく刈り取っていきます。

 
 

刈り取った稲は麻ひもで束ねていきます。ほどけないように結ぶのはなかなか難しい・・・。

 
 

束ねた稲は「なるがけ(※)」し、天日干しにします。

(※)和歌山弁で「はざかけ」のこと


作業終了後、「大切なお米、一粒も無駄にしないように」と、落ちた稲穂がないか田んぼを見回る子どもたちの姿が印象的でした。
今後もその気持ちを忘れずにいてほしいです。

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近畿農政局和歌山県拠点

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