和歌山市立藤戸台小学校で出前授業!!
令和5年1月11日(水曜日)近畿農政局和歌山県拠点は、和歌山市立藤戸台小学校の5年生30名を対象に出前授業を実施しました。
日本の食料生産を取り巻く現状と課題について、普段の授業に加え外部からの話を聞くことで、より関心を持って学びを深め、子ども達が自ら進んで自分の考えを持つきっかけを作るということを目的として行われました。

【和歌山市立藤戸台小学校】

【授業の様子】
4限目の社会の授業を利用した今回の授業では、食生活の変化や農地の面積、農業人口の減少と世界人口の増加、さらには異常気象や現在の世界情勢などといった様々な方面からみた、日本の食料生産の「今」について、皆さんと一緒に学習しました。

【授業の様子】
授業中ではこちらからの問いかけに、積極的に挙手や発言をしてくれる子ども達。真っすぐな目、資料にメモを取る姿から、一人ひとりが真剣に授業に取り組んでくれていることがしっかりと伝わってきました。

【授業の振り返りと質問コーナー】
最後に担任の先生と授業内容をおさらいした後、質問コーナーを設けました。
「食料自給率のグラフで平成初期に一度ガクンと減っているのはなぜ?」
「北極の氷が溶けて海面が上昇することは想像できるけど、南極大陸はどうして?」
など、授業を聞き疑問に感じた様々な質問をしてくれました。
子ども達の目線からの鋭い質問に、とても驚かされました。
今回の授業を振り返って、「(食料自給率について、)少しずつでもいいのであげていくことが大事だと思いました。上がると自分たちのせいかつもゆたかになると思うし、いままでおせわになっていた国におかえししたらもっといい」、「ぼく達みたいな子供が農業などを、おじいちゃんおばあちゃんから受けついでいかないと、日本の食料自給率が減ってしまう。しょうらいが心配。」など、それぞれが感じた意見をノートに記してくれました。
これから5年生のみなさんは、今回の授業でお話ししたことを含めて、今後、日本の食料生産についてさらに深く掘り進めて学習されるとのことです。今回の出前授業で、なにか一つでも皆さんの心に残り、これをきっかけにさらに関心を持って学習していただけることを願っています。
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
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