我ら食農応援隊! JAわかやま男性食農サークル「やろう会」
JAわかやま男性食農サークル「やろう会」は、JAわかやまが主催する男の料理教室倶楽部「men’sキッチン吉宗」を受講した修了生を中心に結成されたサークルで、親子野菜収穫体験やJAが行う小学校・幼保園での野菜の袋栽培体験学習への支援を通して地域の子供たちに「食」と「農」の大切さを伝えています。
注)野菜の袋栽培とは、鉢やプランターの代わりに丈夫な袋を用いて、そこに土を入れ、野菜を栽培する方法のこと。

料理教室の様子
「 men’sキッチン吉宗」は、和歌山市在住の概ね50歳以上の男性を対象にした料理教室です。受講生は、地元の旬の食材を使って家庭料理の基礎を身につけながら楽しく料理に挑戦しています。
全5回の講座はキャンセル待ちがあるほど大人気です。

やろう会の皆さん
「やろう会」は、平成28年に結成されました。当初、その大半が農業未経験者でしたが、JAわかやまの協力を得ながら会員自ら野菜を栽培し、平成30年から地域住民を対象とした親子野菜収穫体験をスタート。今やJAを代表する人気イベントの一つとなっています。
親子野菜収穫体験の様子
野菜がどのように成長して、実り、収穫するのかを体験することで、「農家の人の手間や苦労」を知ってもらいたい。収穫したての新鮮な野菜を食べて「野菜本来の味」を知ってもらいたいとの思いで、これまで「トウモロコシ、じゃがいも、さつまいも、白菜、キャベツ、ブロッコリー、大根」など色々な野菜を栽培してきました。
野菜の袋栽培体験学習の様子
野菜の袋栽培体験学習では、「少しでも立派なものを育てて欲しい」との思いで小学校・幼保園を巡回し、植え付けや生育状況の確認、栽培管理のアドバイスを行っています。
和歌山市の特産物である大根やブロッコリーを育てていく過程で、子供たちは栽培の苦労や収穫の喜びを体験して「食に対する感謝の気持ち」や「農業や地域の農産物への理解」を深めています。
表彰式の様子農林水産省主催の「第7回食育活動表彰」において、食農教育に貢献するこれまでの功績が認められ、全国JAの男性組織で初めて審査委員特別賞に選ばれました。
「食べる」ことは生きること!子供にとっても大人にとっても重要です。その「食」を支える「農業」の大切さを地域の子供たちに伝える「やろう会」の活躍に今後も期待が高まります。
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
ダイヤルイン:073-436-3831




