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九州農政局

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ようこそ!「知りたいのへや」にとどいたみなさんからの「しつもん」


んーなるほどえー




<こたえ>
つぶ(実)の数は決まってはいません。 とうもろこし1本の実の数は、1本にだいたい300~700粒です。品種や育て方で大きく変わります。

<解説>
とうもろこし1本の実の数は、品種や栽培条件によって大きく変わり1本に約300~700粒です。 実が付く元は偶数なので出てきた「ひげ(めしべ、絹糸といいます)」は偶数になります。 出てきたひげに全部受粉して実が付けば実は偶数,実とひげの数は同数になります。「実は偶数」や「ひげと実は同数」といわれることもありますが、 受粉するかしないかで実になるかどうかは変わりますので、実は偶数とは限らず、 また、ひげと実も同数になることはほぼありません。
回答:農研機構九州沖縄研究センター



<こたえ>

野菜や果物の実がきれいな色なのは、鳥や動物に見つけてもらいタネと一緒に果実を食べてもらって、タネをより遠くに運んでもらうためといわれています。

<解説>
植物の中には、初めは緑色だった果実が成長し、成熟するにつれ赤、紫、黄など色づくものがたくさんあります。
成熟した果実の内部では、種子も成熟し、発芽して次の世代の植物になる準備ができています。
そのような状態の果実の中には、色の変化だけではなく、甘味が増したり、緑色の未熟の時にはあった苦みや渋みが無くなったり、
含まれていた有毒な物質がなくなったりするものもあります。鳥や動物(人間を含めて)は色の変化から、果実が食べられる状態になったかどうかわかります。
いろいろな鳥が色づいた木の実をついばんでいるのを見たことがあるのではないでしょうか。
これだけですと植物が鳥や動物に食糧を提供しているだけのようですが、植物にも良いことがあります。
消化できなかった種子が糞といっしょに排泄されたり、硬くて食べられなかった種子を捨てることなどで、種子を広く散布してもらえます。

出典:一般社団法人日本植物生理学会ホームページ 


<こたえ>
いちごの花が咲いたときに種になる部分が全て受粉するときれいな形になります。きれいな形ではないものは、ジャムなどに加工されていますが、捨てられることもあります。

<解説>
いちごの実と思って食べている部分は、花托(かたく)といって花の付け根の部分が発達して食用部となったものです。 いちごの本当の実(種)は表面のつぶつぶの部分です。

花が咲いたときに、この種になる部分が全て受粉して種になることで花托(かたく)がきれいな形になります。
そのため受粉せず種ができない部分があると花托が均一に大きくならずいびつな形になってしまいます。
また、受粉がうまくいっても日当たり、栄養状態、病害虫の影響によってはきれいな形にはならないこともあります。 受粉の作業をしているのは蜂(はち)でミツバチやマルハナバチが良く使われています。
農家さんの話によれば形の悪いいちごはジャムなどに加工して販売されることもありますが、捨てられてしまっている場合もあります。

出典:そだててあそぼうイチゴの絵本(農文協)、野菜園芸大百科イチゴ(農文協)、農林水産省ホームページ「花粉交配用昆虫について」
 


<こたえ>
国が調べるものは、厚生労働省が約6,000世帯、約18,000人分の聞き取りをして調べて平均しています。 ちなみにこの調査では、たまごの消費量は国民1人が1日当たり40.4g、お米が297gです。

<解説>
国が調べている食品の消費量調査には、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」があります。 この調査は、無作為に選んだ約6,000世帯及びその世帯員の1歳以上の約18,000人を各地の保健所の調査員が調査を行っています。 最新の令和元年の国民健康・栄養調査(5-1食品群別摂取量)によると、卵類の消費量の平均は、1歳以上の国民1人が1日当たり40.4g、お米が297gです。

出典:厚生労働省国民健 康・栄養調査
詳しくはこちらから▶▶▶


 


<こたえ>
チーズはカゼインというたんぱく質が網みたいにからまっていて温めるとほぐれて伸びるようになります。女性のストッキングが伸びるようなものです。

<解説>
チーズを温めると伸びる理由について チーズの主な成分はたんぱく質・脂肪・水分です。
カゼインと呼ばれるたんぱく質で出来た網目構造の中で脂肪や水分が冷えて固まっている状態なのが熱によってカゼインが柔らかくなり伸びます。
チーズは大きく「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2種類に分けられます。
伸びやすいチーズが多いのは牛乳を加工して作るナチュラルチーズといわれるもので、その中でもモッツアレラチーズがよく伸びます。
ナチュラルチーズを加工して作るプロセスチーズは伸びないものが多いのですが、加工を工夫することで伸びるようになります。

出典:株式会社明治ホームページ、丹波チーズ工房ホームページ、雪印メグミルク株式会社ホームページ



<こたえ>
牛乳が白いのは含まれている小さな小さなたくさんのたんぱく質や脂肪の粒が光を色々な方向に反射して白く見えます。

<解説>
牛乳が白く見える理由について 明るいところで色が見えるのは、その物体に赤・青・緑の色が反射されてヒトの目に届くからです。
3つの色が同じだけ反射すると白く見えます。

牛乳1mL中には、カゼインミセル(カゼインが、リン、カルシウムと一体になったマクロ会合体)が約15兆個、脂肪球が20~60億個浮遊しています。
これらの微粒子ひとつひとつに光が反射するため、牛乳は白く見えます。

出典:一般社団法人日本乳業協会ホームページ


<こたえ>
ピーマンの食べる部分は、薄くて皮みたいですが実です

<解説>
皆さんが食べているピーマンのみどりの部分が実です。
ピーマンはトウガラシの仲間になります。スーパーで目にする緑色のピーマンは花が咲いてから20~30日で収穫した未成熟の実で、
収穫しないでおいておくと成熟して赤くなります。

出典:そだててあそぼうピーマンの絵本(農文協) 


<こたえ>
マスクメロンの網目は、実が大きくなる時に食べる部分の成長が早く皮の部分の成長が遅いために皮がひび割れてしまってできる模様です。
人でいうカサブタみたいなものです。
マスクメロンの網目の出来る前は未成熟なので甘くありません。

<解説>
マスクメロンの網目(ネット)が出来るのは実が肥大する速度に比べて皮の成長速度が遅いために皮が引き破られて傷になった跡です。
メロンの実ができて20日くらいになると、縦にネットが入り始め、少しずつ水の量を増やし、35日目くらいにネットが完成したら、だんだん水の量を減らし甘くします。

1株に実をたくさんつけすぎると、一つ一つの実が小さくなったり、おいしくなくなるので1~2個残し、他は摘果して調節します。鶏卵程度に育った実の中から、長めのだ円形のものを残して取り除きます。
小さなメロンは漬物にするとおいしいです。

出典:そだててあそぼうメロンの絵本(農文協) 


<こたえ>
ブドウやカキだけではなく果物の多くは「接ぎ木(つぎき)」という方法で増やします。
ちなみにブドウは人の手で種をなくす方法で栽培していますが、
種なしカキは種の出来にくい品種になります。

<解説>
柿には雌花(めばな)の木と雄花(おばな)の木があって、実がとれる木には雌花しか咲きません。
100本に1本くらいの割合で雄花の木があれば、
ハチが花粉(かふん)をほかの雌花の木に運んでくれます。
また、柿は受精しなくても実ができて大きくなる性質(単為結果)があります。
種の無いカキの平核無(ひらたねなし)や刀根早生(とねわせ)という品種は、 6~7月ごろは小さな種のようなものがありますが、
しだいに消えてしまいます。
ただし、冷夏の年などには、小さな種がのこることがあります。
ブドウにはもともと種がありますが、消費者が食べづらいことから種をなくす方法が考えられました。「ジベレリン」という成長ホルモンを使用して受精を阻害します。
果樹の増やし方の接ぎ木とは、台木とよばれる根の部分に実をならせる部分の枝を継ぎ足す方法で同じ品種の苗を量産できます。

出典:そだててあそぼうぶどうの絵本(農文協)、 農林水産省ホームページこどもそうだん

詳しくはこちらから▶▶▶「かき」

詳しくはこちらから「ぶどう」

お問合せ先

消費・安全部消費生活課

担当者:消費者相談係
代表:096-211-9111(内線4214)
ダイヤルイン:096-300-6122

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