GI通信 Kyushu vol.9 (2020.6.8)
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(目次)
1.GIの侵害事例(九州のGI産品)~ 侵害対策を行いましょう! ~
2.新型コロナ関連 : 支援情報がすぐに探せるウェブサイト
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1.GIの侵害事例(九州のGI産品)~ 侵害対策を行いましょう ! ~
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「ウチは輸出していないから大丈夫」と思っていませんか?
海外でGI名称が使われたり、気づかないうちに国内外の販路を奪われている可能性も!
<GI保護活動レポート>の一部をご紹介します。
★農林水産省では、「国内外のGI保護に関する活動」をGI保護活動レポートとして公開しています。
その中から、「海外知的財産保護・監視委託事業」を活用した海外での事例をご紹介します。
1.海外でのGI不正使用調査(平成30年度の事例)
〇「鹿児島黒牛」: 韓国のショッピングサイトで所在不明の企業が「WAGYU KAGOSHIMA」と表示
→削除・修正を申請(GIである「KAGOSHIMA WAGYU」に類似)
→サイトから削除された
2.海外でのGI(名称)の商標出願調査(平成30年度の事例)
〇「宮崎牛」: フィリピンの企業が「Miyazaki Gyu」で商標出願
→GI登録団体が2019.2.1異議申立
→出願人が2019.4.5 出願を取り下げた
〇「鹿児島黒牛」: インドネシアの企業が「KAGOSHIMA KUROGYU」で商標出願
→GI登録団体が2019.3.27異議申立
→2020.6.1時点で、審査継続中
3.「令和元年度 GI保護活動レポート」の概要
〇「神戸ビーフ」: スペインのレストランが南米産の牛肉に「TROPICAL KOBE BEEF」と表示
→EUとの相互保護において、スペイン当局が指導
→使用が中止された
〇海外(中国、米国など)のショッピングサイトでGI(名称)不正使用が疑われる商品を発見(147件)
詳しくは以下リンクへ。
ここをクリック(H30年度 GI保護活動レポート)
ここをクリック(令和元年度 GI保護活動レポート)
★「農林水産知的財産保護コンソーシアム」に加入すると、知財関連の情報やセミナーの
案内等を受け取ることができます。コンソーシアムについては、以下リンクをご覧下さい。
ここをクリック(コンソーシアム規約)
ここをクリック(コンソーシアムのページ)
以上のように農林水産省の補助事業を使って侵害への対応ができる場合がありますので、ぜひ活用しましょう。
<参考> 令和2年度の補助事業概要
1.GI保護制度の推進
無料相談窓口の設置(GIサポートデスク)
GI保護制度説明会の開催
GI産品高付加価値化支援(優良事例収集・輸出業者とのマッチング)
海外へのGI申請・登録支援
海外での侵害対策支援(模倣品排除のための取組を支援)
2.GI保護制度の理解促進
国内でのGI展示会等の開催
海外での展示会等への出展支援
動画によるGI産品の魅力を5カ国語で発信
ここをクリック(知的財産関係事業)
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2.新型コロナ関連 : 支援情報がすぐに探せるウェブサイト
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農林水産省の支援策のほか、他省庁の支援策も探せます !
ここをクリック(支援策)
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お問合せ先
経営・事業支援部輸出促進課
ダイヤルイン:096-300-6379