農村型地域運営組織(農村RMO)の推進
複数の集落の機能を補完して、農用地保全活動や農業を核とした経済活動と併せて、生活支援等地域コミュニティの維持に資する取組を行う組織のことです。(以下、「農村RMO」といいます)
具体的には、
(ア) 複数の集落に渡る範囲(例えば、小学校区程度のエリア)を対象に、
(イ) 複数集落による集落協定や、農業法人などの農業者を母体とした組織が、
(ウ) 自治会、町内会、社会福祉協議会などの多様な地域関係者と連携して協議会を設立し、
(エ) 「農用地の保全」「地域資源の活用」「生活支援」の3つの事業に取り組む組織
をいいます。
新着情報
農村RMOを支援する背景
中山間地域では、人口減少や高齢化が急速に進行しており、特に山間部で総戸数9戸以下の小規模集落が約2割を占めるなど、単独では、農用地等の維持・管理と農業生産活動の継続が困難になる集落が増加している状況にあります。
こうした状況を放置すると、集落単体では、農用地の保全や農業生産だけでなく、集落機能の維持も難しくなる状況にあることから、広域的な範囲で支え合う組織づくりが進むよう、総合的な対策を早急に講じていくことが必要です。
このため、小学校区程度の範囲における複数集落を対象とし、(ア)農用地の保全や(イ)地域資源を活用した経済活動、(ウ)生活支援活動の3つを手がける組織として、農村RMOのモデル形成を支援していくこととしています。
1. 支援施策
(1)農村RMOの形成推進施策(農林水産省)
農村型地域運営組織(農村RMO)形成推進事業(農山漁村振興交付金(中山間地農業推進対策))
・農村RMOモデル形成支援
地域協議会等が作成する将来ビジョンに基づく農用地保全、地域資源活用、生活支援にかかる調査、計画作成、実証事業等の取組、デジタル技術の導入・定着を推進する取組を支援。
・農村RMO形成伴走支援
農村RMO形成を効率的に進めるため、中間支援組織の育成等を通じた都道府県単位における伴走支援体制の構築や、各地域の取組に関する情報・知見の蓄積・共有、研修等を行う全国プラットフォームの整備に対して支援。
◆ 農林水産省ホームページへ
(2)関連施策(農林水産省)
◆ 農林水産省ホームページへ
(3)関連施策(関係府省等)
◆ 農林水産省ホームページへ
2. 農村RMO推進フォーラム(東北)
- 令和5年度農村RMO推進フォーラム
令和5年10月11日(金曜日)13時45分より岩手県遠野市内 旧土淵中学校において、ハイブリット方式(会場参加及びオンライン参加による開催)にて、既存の農村RMO関係者、農村RMOに興味のある者、地方公共団体、農林水産業関係団体、福祉関係団体等を対象にした「農村RMO推進フォーラム」を開催します。
農村RMO推進フォーラム(東北)チラシ(PDF : 1,221KB)
- 令和4年度農村RMOの推進フォーラム
令和5年1月19日(木曜日)13時30分より、ZOOMによるオンライン配信にて、中山間地域における農業を通じた地域活性化に関心のある方を対象にした「農村RMOの推進フォーラム(東北)」を開催しました。
農村RMOの推進フォーラム(東北)開催案内(PDF : 374KB)
3. その他(リンク集)
- 農村RMO|集落コミニティのための地域づくり・支援情報(外部リンク)
- 「農村型地域運営組織(農村RMO)形成の手引き」(北陸農政局へリンク)
お問合せ先
農村振興部農村計画課
担当者:技術班
ダイヤルイン:022-221-6246