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東北農政局

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生産部フォトレポート

農事組合法人仙台イーストカントリー 農林水産祭天皇杯 受賞報告(令和3年12月7日)

天皇杯受賞報告

坂本東北農政局長(右端)に受賞報告をした仙台イーストカントリーの皆様(右から2~4番目)


仙台市の農事組合法人仙台イーストカントリー(代表理事 佐々木均)が、令和3年度(第60回)農林水産祭の農産・蚕糸部門において天皇杯を受賞し、令和3年12月7日に東北農政局の坂本局長にその報告のために来局されました。天皇杯は、過去1年間の農林水産祭対象行事において農林水産大臣賞を受賞した者の中から7つの部門(農産・蚕糸、園芸、畜産、林産、水産、多角化経営、むらづくり)毎に最も優秀な者に授与されます。

仙台イーストカントリーは、平成12年に設立された任意組織「イーストカントリー」のメンバーが中心となり、稲作や大豆作に取り組む中、平成23年の東日本大震災により農地の3分の2が浸水し、農機具・施設の大半が失われました。しかし、わずか2ヶ月半後には浸水を逃れた水田で経営を再開し、玄米や極早生品種、多収品種などの幅広い用途と熟期の多品種栽培による高品質な米の生産や、直播栽培等による低コスト化・省力化により、収益性の高いモデル的な経営体として復興を成し遂げたところです。

現在は、約80haで水稲作や大豆作に取り組むほか、地域の女性たちで結成された「神屋敷仕込味噌クラブ」を加工部門とし、農家レストランや農産加工施設で製造したおにぎりや味噌などの販売にも取り組んでいます。

受賞報告の中で佐々木氏は、「被災後は、あまりにも悲惨な状況に本当に営農再開できるのか不安も大きかったが、農地を預かる者としての責任感や地域の女性たちの働く場をつくりたいという思いを持って、農地を請け負い、農産加工に取り組んできた。」とお話いただき、今回の受賞を機に、農業への思いをさらに強めていました。

(プレスリリース)令和3年度(第60回)農林水産祭の選賞について

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