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東北農政局

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「令和4年度 東北そば研究会」(令和5年2月8日開催)の開催概要

1.日時

令和5年2月8日(水曜日) 13時30分~15時45分

2.開催形式

Web会議形式(Zoom)

3.内容

(1)基調報告

(ア)北海道農業研究センターにおけるソバ育種研究
(国研)農業・食品産業技術総合研究機構
北海道農業研究センター 主席研究員 石黒浩二 氏

(イ)ソバ輸入相手国の動静について
中央貿易株式会社 専務取締役 滝川宏 氏

(ウ)そば生産による休耕田の有効活用 -ふるさとの潜在能力の起動-
農事組合法人石沢そば郷里の会 代表 井島市太郎 氏


(2)情勢報告

(ア)そばをめぐる状況について
農林水産省東北農政局

(イ)各県のそば振興の現状と課題等について
各県担当者

4.概要

東北そばの生産拡大、安定生産等の振興方策について意見交換を行うことを目的に開催し、東北地域の生産者をはじめ、研究者、実需者等の皆様に参加していただきました。研究会では、(国研)農研機構 主席研究員 石黒浩二氏から、「北海道農業研究センターにおけるソバ育種研究」として、北海道農業研究センターにおけるソバ育種の状況等について報告していただきました。 中央貿易(株) 専務取締役 滝川宏氏から、「ソバ輸入相手国の動静について」として、ロシア・中国・北米産の玄蕎麦輸入状況、評価の高い原料に共通した要件等について報告していただきました。 農事組合法人石沢そば郷里の会 代表 井島市太郎氏からは、「そば生産による休耕田の有効活用―ふるさとの潜在能力の起動―」として、そば生産組織の設立経緯、年間作業の概要、地域活性化の取り組み等について報告していただきました。 また、情勢報告として、そばをめぐる状況については、そばの需給状況、生産動向、価格動向、単収等の報告。各県そば振興の現状と課題等については、各県の生産状況ほか、取組事例として生育不良となったほ場の原因究明の支援、肥料高騰対策として、土壌分析結果に基づく土づくりや施肥改善の取り組み、化学肥料を発酵鶏糞に変更し同等以上の収量が確保され、化学肥料の代替となった等、担当者から報告がありました。 意見交換では、栄養価を高めるそばの育成方法についてや、現在育種中品種の流通への見通しについて、堅調な中国産そばの生産、輸出の今後についてや、世界情勢の変化によるそば輸入状況の変化の見込みについてなど、様々な質問や意見が出されました。

お問合せ先

東北農政局園芸特産課

担当者:農政調整官(畑作経営)/ 花き・特産係
代表:022-263-1111(内線4189 / 4430)
ダイヤルイン:022-221-6169