ホップ栽培について
ホップはヨーロッパ原産のクワ科に属する宿根性の蔓植物で、ビール醸造に不可欠な原料です。冷涼な気候を好む作物で、日本には明治になってから北海道に導入されました。現在は東北と北海道で栽培され、ビール会社との契約栽培により生産されています。
毎春、根株から多数の芽が出て、蔓は7~8mに伸びます。蔓を誘引するため、高さ5m余りの棚を設置して栽培します。雌雄異株ですが、栽培には雌株のみ利用されます。7月中下旬に開花し、雌花が未受精のまま生長して30日ほどで「毬花」と呼ばれる淡緑色の松かさ状になります。
この毬花の中のルプリンと呼ばれる物質がビール醸造の際の有効成分となります。
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