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東北農政局

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きらり!農業人(令和2年度)

vol.14 Ohana農園 津田 さん (東松島市)<2021年3月掲載>

周りから「ミニトマトオタク」と呼ばれるくらいミニトマトのことが大好きな津田さん


東松島市の農業法人
()イグナルファームで5年間働いた経験を生かし、昨年、同市で新規就農した津田さん(石巻市出身)。就農してから約1年経った現在の状況などを伺ってきました。


-就農したきっかけは?
これまで農業との接点はありませんでしたが、偶然見ていたTV番組で、東日本大震災により大きな被害を受けた()イグナルファームの阿部社長(当時)が地域再興のために奮起している姿に感銘を受け、阿部社長の元で農業をやってみたいと思い同社に就職しました。いずれは独立して営農したいという気持ちがあったことから、()イグナルファーム大郷のミニトマト生産担当として働いた5年間で栽培技術や農業経営のノウハウを学び、その経験を生かして昨年4月に独立しました。今は、阿部社長をはじめ、市や農協等の方々の協力を得て借りた45aの農地で2人の弟と農業を営んでいます。


-現在の経営状況について教えてください。
現在はハウス8棟でミニトマトを中心に栽培しています。栽培方法には()イグナルファームで学んだ環境制御技術を生かし、温湿度や土壌成分等を適正に調節し、品質にこだわった生産を行っています。また、周年栽培にも取り組み、高品質のものを年間を通して安定供給できるよう努めています。まだまだ経営を行っていく中で分からないことや苦労することはありますが、私と同様に()イグナルファームから独立した仲間と情報交換するなど助け合いながら、営農に励んでいます

-今後の展望を教えてください。
まだ1年目なので、まずは経営を安定させていきたいです。将来的には法人化も考えていますが、規模拡大だけではなく、GAP認証の取得などにも力を入れ、消費者の皆様に安全・安心を提供できる作物を作りたいと思っています。また若手農業者を育成できるような存在となれるよう、さらに栽培技術を追究し、地域農業の活性化に貢献していきたいです。


これから農業をやってみたい方に
、品質を追究する「楽しさ」や自分で経営を行う「面白さ」を伝えていきたいと話す津田さん。津田さんが地域を巻き込んで、東松島市の農業を更に盛り上げてくれることを期待しています。

このイチゴのような形をしたミニトマトはトマトベリーという品種

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vol.13 大友 裕貴 さん (加美町)<2021年2月掲載>

「無農薬・無化学肥料で栽培した野菜は健康だけでなく、味も良い」と伝える大友さん。


加美町で、多品目の野菜を無農薬・無化学肥料で栽培している大友裕貴さん(宮城県大和町出身)。地域おこし協力隊の活動3年を経て新規就農し、現在就農2年目の状況を取材しました。

-就農しようと思ったきっかけは何ですか?
学生時代にサッカーをしていたこともあり、もともと体づくりに必要な「食」に興味がありました。大学卒業後、食品メーカーに勤め、商品の営業・販売をしていましたが、生産から携わり、自分の手でおいしい食べ物を提供したいと思い、就農を考え始めました。農業を一から始めるにはどうしたらいいかを調べる中で、加美町は農業振興や移住者を積極的に受け入れていることを知り、地域おこし協力隊として農業に取り組むことを決意しました。

-就農してみていかがですか?
無農薬の食材を扱っている飲食店で食べた料理のおいしさに感動したことがきっかけで、自分も無農薬・無化学肥料にこだわって野菜を栽培しています。最初は、防虫・防草に苦労しましたが、もみ殻を活用した土壌改良などの対策を行い、安定した生産ができるようになりました。農業の知識は全くなかったため、栽培方法等はインターネットからの情報を中心に独学で進めてきました。新しい品目の栽培にも挑戦し、現在は、約60aで約30品目100種類の野菜を栽培しています。収穫した野菜は個人向けに多種な品目のセット販売をしていて、配送も自分で行っています。お客様一人一人に配送することで、直接声を聞くことができ、楽しみの一つになっています。加美町の人たちは声をかけてくれるだけでなく、農作業の機械を貸してくれたりと、いつも人の温かさを感じながら農作業をしており、加美町で就農してよかったと思っています。

-今後、挑戦してみたいことは?
今後は、遊休農地を借りて、栽培面積を拡大していきたいと考えています。作物を育てることは自分にとっての楽しみでもありますが、自分が育てた野菜をより多くの方に届け、たくさんの人を笑顔にできるような野菜をつくっていきたいと思います。

今は試行錯誤の段階ですが、自分が作る野菜でハッピーになってもらいたいと、“おいしい野菜“作りに励む大友さん。大友さんが作る無農薬・無化学肥料の野菜のおいしさを一度、味わってみてはいかがでしょうか。

季節ごとの旬の野菜をお届けします。


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vol.12 藤枝 拓磨 さん(川崎町) <2020年12月掲載>

いちごを食べるよりも栽培する方に魅力を感じるという藤枝さん


川崎町で昨年3月に高校を卒業し、同年10月に新規就農した藤枝拓磨さんにお話を伺いました。藤枝さんはいちご(品種:もういっこ)を栽培しています。

-いちご農家になろうと思ったきっかけは何ですか。

子供の頃から祖父と父の農業の手伝いをする中で、自然と将来農業をやるものと思っていましたが、いちご栽培をしようと思ったのは、高校2年生の時の職場体験で蔵王のいちご農家を訪れたことがきっかけです。そこでいちご栽培に魅せられ、高校3年生の時にその農家のもとで修行させてもらえるよう頼み込みました。卒業してすぐに栽培できるよう、在学中は土日を利用して蔵王に通い、栽培技術を学びました。また、いちごを栽培するための高設ベンチも自分で手作りしました。

-就農してみていかがですか。

昨年は温度管理や収穫時期の調整に苦戦しましたが、在学中から準備を進めてきた甲斐あって、就農1年目でいちごを収穫することができました。販売先も自ら交渉して開拓し、秋保の直売所や、加工用として近所のカフェやチーズ工房などでも使ってもらえることになりました。今年はハウスを増設し、昨年の約5倍の面積で本格的に栽培を行っています。現在、いちごの花も大きく順調に育っており、 12月中旬の出荷を目指しておいしいいちご作りに努めています。

-これからの展望を教えてください。

川崎町で同世代の農家は少ないですが、自分のいちご栽培で地元を元気付けたいと思っています。今後は新しい品種にも挑戦してみたいと考えています。

米と野菜(ブロッコリー等)を栽培するお父さんとは別の道を選んだ藤枝さん。先を見据えた考えと行動力でこれからの川崎町の農業を活気づけていってほしいと思います。

今年の生育はさらに順調のようです!

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vol.11 佐藤 智哉 さん(仙台市) <2020年10月掲載>

新鮮さを第一に農作業に励む佐藤さん。


仙台市若林区で就農して6年目の佐藤智哉さんにお話を伺いました。智哉さんは、23代続く農家で就農前は製薬会社のセールスマンとして活躍していたとのことです。


-就農当時から現状について教えてください。

  農業を継ぐことは自然な形でしたが、両親の稲作を単に継ぐのではなく自分なりに考え、年間を通じて収入のある野菜を中心に営農しようと決めました。当初は、ネットから得た情報を頼りに、多い年では1年に100種類の野菜を生産し、自分の経営に合った作物を模索していました。今年は収益性等を考えて枝豆、雪菜、小松菜など約10種類の野菜を生産しています。


-「仙台枝豆プロジェクト」に参加して、活動しているとお聞きしましたが。

  仙台市が生産者や流通業者等と協力し、仙台産枝豆のブランド化を目指して進めている「仙台枝豆プロジェクト」からの誘いがきっかけで地域の若手農業者10人と「今朝採り枝豆」の生産に取り組んでいます。この枝豆は鮮度の高さを売りにしているので、早いときは朝3時半から収穫し始めることもあります。また、出荷規格や選別基準などを独自で定め、出来るだけ品質の良い枝豆を消費者の皆様に届けることができるよう努めています。


-これからの展望を教えてください!

  私が農業を営んでいる地域では農業を継ぐ者が少ないので、離農者の農地を出来る限り引き受け、地域の農業を守っていきたいと考えています。また、さやに傷がついた枝豆を利用したスイーツなどの加工品も開発していきたいです。

 

歴史のある農家の後継者ということもあり、仙台市の担い手として頼もしさを感じました。仙台枝豆プロジェクトは来年も引き続き行われるということです。消費地に近い仙台市の農家だからこそ提供できる枝豆を召し上がってみてはいかがでしょうか。

今朝採り枝豆は香りが強く、甘いのが特徴です。


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vol.10 門傅 菜々子 さん (栗原市) <2020年9月掲載>

「消費者に喜んでもらえる野菜を作りたい」と有機栽培にこだわる門傅さん


実家が米農家の門傅菜々子さん。野菜農家として、地元栗原市でヨーロッパ野菜の栽培を始めて2年目となった現在の取組状況を取材してきました。

-ヨーロッパ野菜を栽培しようと思ったきっかけは?

農業大学校在学中に海外研修の話を聞き、日本と比較的経営規模が近く、家族経営が多いスイスの農業に興味が沸き、1年間スイスで農業研修を受けました。そこで出会ったのがカラフルで見た目の面白いヨーロッパ野菜でした。こんな野菜が日本の店頭に並んでいたら楽しいだろうなと思い、ヨーロッパ野菜を栽培することに決めました。
また、研修先のスイスが有機農業の先進国だったこともあり、私も環境に配慮した農業を行うことで消費者に安全・安心を届けたいと思うようになり、有機栽培に取り組んでいます。

-就農2年目となりましたが、営農状況はいかがですか?

今は、葉脈がカラフルな「スイスチャード」やカブのような「コールラビ」などを中心に数種類のヨーロッパ野菜を栽培しています。気候や土壌の違いから上手く育たない品目もありますが、土壌改良等を重ねた結果、少しずつ安定して収穫できる品目が増えてきました。
今は試行錯誤している最中ですが、多くの方に色々なヨーロッパ野菜を楽しんでもらえるよう、より安定して出荷できる品目を増やしていきたいです。

-今後挑戦してみたいことは?

農業大学校で農産物の加工を専攻していたので、加工品開発にも力を入れていきたいです。例えば、ヨーロッパ野菜を使ったお菓子などを地元のお菓子屋さんと共同開発できたらと考えています。
また、日本でも有機食品は身近なものとなってきましたが、まだ有機食品の良さを理解して積極的に購入しようと考える消費者は少ないので、健康はもちろん、環境にも優しい有機食品の魅力について多くの方に知っていただけるような取り組みもしていきたいと考えています。

門傅さんの育てたヨーロッパ野菜は、現在、栗原市内の直売所に出荷されています。色とりどりのヨーロッパ野菜で食卓に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

スイスチャードの収穫作業
(葉脈が、赤、白、黄色のものがあり、色により成長速度が違うそう)

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vol.9 吉川 一利 さん 近江 貴之 さん(利府町)  <2020年8月掲載>

「梨栽培を行っているからこそ出せるアイデアで利府町を盛り上げたい!


利府町では、特産品である「利府梨」の栽培から販売までの一貫作業、加工品の開発支援、利府町のPR活動を行う地域おこし協力隊を募集していました。そんな中、昨年、東京でサラリーマンをしていた二人が協力隊に入りました。今回は、将来、梨農家になることを目指す二人にお話を伺いました。

-利府梨の栽培を始めたきっかけはなんですか?

(吉川さん):東京の就農イベントに参加し、この協力隊制度に魅力を感じ、出身地である七ヶ浜町に近い地で協力隊となりました。まだ、私たちは近隣の農家のもとで研修中ですが、将来的には、梨農家になることを目指し、日々栽培技術の習得に励んでいます。

(近江さん):自分で作ったモノや情報で地域に貢献し、それを生業にしたいという思いがありました。利府町での梨農家の担い手不足やPR不足を知り、地域の力になることを目指しました。

 利府梨の魅力を教えてください。

(吉川さん) (近江さん):利府梨の代名詞である「長十郎」は、甘く水分が多い固めの果肉が特徴的です。明治に利府町で約20aから梨の栽培を始めた1人の農家が生涯を栽培普及に費やし、その栽培技術が受け継がれている歴史のある梨でもあります。

-今後、梨栽培以外に取り組んでいきたいことはありますか?

(吉川さん):これまでは、利府梨をモチーフにしたポロシャツやステッカーなど利府梨のPR品の制作に力を入れていましたが今後は、利府梨の葉、木、枝などを活用したお茶、コースター、かじり木などの商品も作っていきたいと考えています。また、梨農家の担い手不足解消や町の活性化のため、町民にも利府梨に興味をもってもらえるような取組にも力を入れ、この取り組みをSNS(地域おこしと梨とオラ【検索】⇒「利府梨 吉川」)等を通じ日々発信していきたいです。

(近江さん):傷ついた梨を利用した「利府梨のスパイスカレー」の開発を進め、6次産業化を図っていきたいと考えています。ゆくゆくはレトルト食品として、国内だけではなく海外にも販路を広げ、世界中に「利府梨」を知ってもらえるようにと考えています。また、ブログ(元新宿サラリーマンのトカイナカ暮らし【検索】⇒「とかいなか たかゆき」)やSNSを活用し、利府町や利府梨の魅力を伝えながら若者が憧れる梨農家を目指して日々努力していきます。

 
利府梨に無限の可能性を感じている二人。目を輝かせながら梨の話をする姿がとても印象的でした。将来、梨生産の中心的な担い手としてご活躍されることを期待しています。

「指導していただいている方も納得のいく梨をつくるぞ!」


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vol.8 平松 希望 さん(仙台市) <2020年7月掲載>

「地域方々には感謝でいっぱいです。」


東日本大震災で甚大な津波被害を受けた仙台市荒井・荒浜で就農した富山県出身の平松希望さん。農業を初めて4年目を迎えた現在の取組状況と今後の展望についてお話を伺いました。

-就農しようと思ったきっかけはなんですか?

東日本大震災直後に東北大学農学部に入学し、農地のがれき撤去等のボランティア活動をきっかけに、被災地域の農業再生には若い担い手が必要と感じ、大学3年生の時に就農を決意しました。「非農家出身、地域外、女性」はあまり例がありませんが、ボランティア活動での繋がりで、仙台市荒井・荒浜の土地を貸していただけることになり、この地で農業を初めました。

 -現在の取組状況と今後さらに力を入れたいことは

これまではキャベツなどの露地野菜を中心に栽培してきましたが、今後はとうもろこしなどの施設野菜にも力を入れ、品目数や収穫量を増やしていきたいと考えています。大消費地に近く、「今朝採れ野菜」を出荷できる強みを活かし、年間を通して新鮮でおいしい野菜を提供できればと思います。また、営農活動のほか、小学校で食農教育の臨時講師をしたり、新規就農者向けにSNSを活用した情報発信、相談対応といった活動もしています。今後は、お金とモノやヒトが地域内で循環するような社会の構築に向けて、農福連携やCSA(地域支援型農業)にもチャレンジしていきたいと考えています。

これから新規就農を考えている方にアドバイスをお願いします!

大きな人生の選択になるので、まずは知識を蓄え、実際に農業をしている方にたくさん話を伺うことが大事だと思います。私が理事として活動している「宮城県新農業者ネットワーク」では新規就農を考えている方と農業者を繋ぐ活動を行っているので、リアルな農業を知りたい方はぜひ活用してみてください。


就農4年目を迎え、平松さんの農業、そして地域貢献への熱意はますます高くなっている様子。富山県出身の平松さんがその名のとおり仙台市荒井・荒浜を「希望」に満ち溢れる地にしてくれることを期待しています。

愛情込めて育てた大きなキャベツは近隣の大手スーパーに並んでいます。


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vol.7 大沼 ほのか さん(南三陸町)※2回目 <2020年6月掲載>

「毎日、充実しています
画像提供:大沼ほのかさん


「農園カフェを開く」という夢に向かって、1年前にふるさとの南三陸町で就農した大沼ほのかさん(「きらり!農業女子」の第1回目で紹介)。昨年に引き続き、就農2年目の状況について伺いました。


-就農してみていかがですか?

近所のベテラン農家の方からアドバイスを受けながら、果物の栽培から始め、野菜等、徐々に品目を増やしていきました。肥料の調整や施肥のタイミング、除草作業に苦戦し、毎日がいっぱいいっぱいでしたが、予想以上に美味しくでき感動しました。


-昨年の取材で、「来年、栗の栽培を始めようと準備を進めている」とおっしゃっていましたが、状況はいかがですか?

学生の頃からの目標である「栗園」を作るため、昨年クラウドファンディングで支援を募ったところ、46人の支援により4日間で目標の50万円に達し、今年4月に栗の苗木100本を植樹することができました。残念ながら、新型コロナウイルスの影響でプロジェクト支援者の方々と一緒に植樹することはできませんでしたが、栗の木は徐々に枝が伸びてきており今後の成長が楽しみです。34年後に迎える初収穫は、プロジェクトを支援してくださった方々と一緒に行いたいと思っています。


-今後挑戦してみたいことは?

栗園は、今後3~4年で軌道に乗っていけるといいなと思っています。また、かぼちゃ、さつまいも、落花生等の野菜にも力を入れていき、将来的にはカフェで提供するスイーツに加工したり、ピーナッツバター等の加工品の販売にも挑戦していきたいと考えています。

夢に向かって前向きに取り組む大沼ほのかさん。これからも彼女の挑戦を応援していきます。

栗の植樹作業
画像提供:大沼ほのかさん

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お問合せ先

宮城県拠点
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町三丁目3番1号(仙台合同庁舎A棟)
代表:022-263-1111(内線4510)
直通:022-266-8778
FAX:022-217-4182

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