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関東農政局

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さらに詳しく  波田町の段丘 

  梓川(あずさがわ)右岸に沿う波田町、左岸の旧梓川村(現松本市)には、7段におよぶ見事な河岸段丘が形成されています。それぞれの段差は10~15mです。

  一般的に河岸段丘が形成されるのは、地殻変動による地盤の隆起、あるいは氷期など気候の変化によって海面が低下した場合に起こるとされていますが、この梓川の段丘はどちらにより形成されたのかよく分かっていません(両方が作用したという説もあります)。いずれにせよ、構造線のすぐそばであり、過去、幾度か地殻変動があったところですので、その段差の大きさから、変動の大きさが想像できます。

  地殻変動の期間は何千年と離れているため、それぞれの断層面は地質が違ってきます。例えば、上野面は波田ローム層と呼ばれる火山灰が風化した赤土となっていますが、丸田面にはローム層はありません。このことから、丸田面は乗鞍岳(のりくらだけ)の火山活動が休止してから形成された面であることが分かります。


梓川の河岸段丘


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