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中国四国農政局

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    地場農産物需給拡大プロジェクト

    1.はじめに

      新型コロナウイルス感染症拡大等の影響を受け、地場農産物への需要志向が高くなっていることから、中国四国農政局は、地場農産物需給拡大プロジェクト(以下「プロジェクト」とする)を立ち上げ、さらに岡山県農業協同組合中央会、岡山県と「岡山県における地場産農産物の需給拡大に向けた連携協定書」を結んでいます。
      コロナ禍において、関係者の皆様が一堂に会するイベント等が限られる中において、岡山県拠点として本プロジェクトを具現化するため、(ア)先進的な取組をしている生産者、ベンダー、量販店等への調査、(イ)市町村段階での現地検討会、(ウ)生産・販売拡大により経営安定に向けたビジネスモデルを確立している方へのインタビュー等に様々な取組を展開し、岡山県産の地場農産物の需給拡大に向けて取り組んでいます。
      本プロジェクトの取組に際し、生産者を始めベンダー、行政機関等の皆様にご協力をいただいたことに改めて感謝を申し上げます。

    令和3年3月
    岡山県拠点地方参事官室

    2.中国四国農政局 塩屋局長メッセージ

      新型コロナウイルス禍において、人の動きが制限され経済活動が停滞する中、農業の分野では、大都市圏のホテル・レストランを始め外食やインバウンド向け農産物の需要が大きく落ち込んでいます。
      一方で、家庭向け農産物の需要については、消費者の安全・安心志向の高まりから、地場農産物への志向が高く、今以上に地場産の農産物を求める声も強く聞かれました。
      このような状況を踏まえ、当農政局では、野菜などの農産物をもっと地場で生産・消費する動きを加速させるため、趣旨にご賛同いただいた岡山県農業協同組合中央会、岡山県と、地場農産物の需給拡大に向けた連携協定を締結し、取組を進めていくこととしました。今回はその一環として本ページを開設するものです。
      皆様におかれては、内容をご覧いただき、地場農産物への関わりを深める参考としていただければ幸いです。
      中国四国農政局としては、引き続き、県やJAと協力し各種取組を通じて、地場農産物需給拡大に向けて全力で取り組んで参ります。

    令和3年3月
    中国四国農政局長  塩屋 俊一

    3.地場農産物需給拡大プロジェクトとは

      新型コロナウイルス感染症拡大等の影響を受け、収益モデルの変容、地場農産物への需要の高まりが見られたことや、以前から大消費地への輸送コストも課題となっていたことから、地場で生産・消費する重要性を再認識し、令和2年6月に中国四国農政局にプロジェクトを立ち上げました。
      本プロジェクトは、より効率的な生産・流通システムの構築、地場販売ルートの拡張・多角化を実現することで、生産者の所得向上と新規就農の促進を目指すものです。
      令和2年10月に、岡山県農業協同組合中央会、岡山県及び中国四国農政局は、岡山県内の地場産農産物の生産、流通、消費に関して緊密な相互連携と協働による活動を推進することにより、地場産農産物の需給の拡大に寄与することを目的に連携協定を締結し、今まで以上に3機関が連携して取組を進めることとしています。
    地場農産物需給拡大プロジェクトについて(PDF : 977KB)
    地場農産物需給拡大プロジェクト周知チラシ(PDF : 1,417KB)

    「岡山県における地場産農産物の需給拡大に向けた連携協定書」調印式の様子協定書を手にする塩屋局長、伊原木知事、青江会長(左から)塩屋前局長、伊原木知事、青江会長(岡山県農業協同組合中央会)

    4.取組状況

    (1)現地検討会

      更なる地場農産物の需給拡大を目指し、学校給食、地元スーパー等と連携した地産地消を展開、地場農産物を活用した商品開発を行っている市町村と連携し現地検討会を開催しています。現地検討会の詳細はこちら

    市町村 開催日時 概要
    真庭市 令和3年12月23日 真庭市での学校給食における地場野菜の活用促進に向けて、課題検討及び意見交換を行いました。

    高梁市 令和3年2月15日 高梁市での農業の課題や、地域での地場農産物の流通の可能性について意見が交わされました。

    笠岡市 令和2年11月20日 干拓地における農業や笠岡市の地産地消の取組、農福連携などについて意見交換が行われました。

    倉敷市 令和2年11月16日 農業者や給食事業者が抱えている課題、今後の倉敷市における地場農産物の流通について意見が交わされました。
    津山市 令和2年10月30日 津山市の地域商社(株)曲辰の取組や、津山市における農業ビジネスモデルの構想等について意見交換を行いました。
    総社市 令和2年7月29日 そうじゃ地食べ公社など、総社市が推進している地元向けの流通促進や地域での安定生産の取組について意見交換を行いました。
    矢掛町 令和2年7月27日 矢掛町の新規就農者が抱える課題や、地元向けの流通促進、地域での安定した生産・所得確保に向けた取組などについて意見が交わされました。

    (2)地場農産物需給拡大セミナー

    令和3年12月17日(金曜日)に地場農産物需給拡大セミナーを開催しました。
    詳しくはこちら


    (3)先進的な生産者等の紹介(インタビュー)

      生産・販売拡大により経営安定に向けたビジネスモデルを確立している生産者の方や、地場農産物の流通に取り組んでいる農業者の方等へインタビューを行い、取組概要等について動画で紹介しています。インタビュー動画はこちら

    アーチファーム植田氏  (有)漂流岡山 阿部代表取締役  落合野菜果物出荷組合宮岡氏

    インタビュー出演者 場所 取組概要 公開日
    落合野菜果物出荷組合 宮岡 英二 氏 真庭市 岡山県北部を中心に大手量販店への販路を開拓 2021年4月7日
    (有)漂流岡山 代表取締役 阿部 憲三 氏 岡山市 野菜・果物を取扱い、地域内流通を担う地域商社 2021年4月7日
    (株)HAPPY FARM plus R 代表取締役 奥村 龍次 氏 真庭市 レタス、キャベツ、スイートコーンなど30品目を栽培 2021年4月7日
    農業を愛する会 森谷 英憲 氏 岡山市 岡山県南部を中心に量販店への販路を開拓 2021年3月26日
    JA晴れの国岡山 常務理事 山本 日吉司 氏 倉敷市 2021年3月24日
    (株)アーチファーム 代表取締役  植田 輝義 氏 岡山市 黄ニラ、パクチーを栽培 2021年3月18日

    (4)ご協力いただいた関係者の皆様

    生産者

    農業を愛する会(岡山市)、(株)アーチファーム(岡山市)、農業生産法人(有)エーアンドエス(笠岡市)、(株)サラ(笠岡市)、落合野菜果物出荷組合(真庭市)、(株)HAPPPY FARM plus R(真庭市)

    ベンダー

    池田促成青果(有)(岡山市)、エス・ケー・フーズ(株)(岡山市)、(株)岡山丸果(岡山市)、(有)漂流岡山(岡山市)、(株)浅原青果(倉敷市)、倉敷青果荷受組合カット野菜部・クラカアグリ(株)(倉敷市)、はなまる青果(株)(倉敷市)

    量販店

    (株)山陽マルナカ(岡山市)、(株)天満屋ストア(岡山市)、(株)三好野本店(岡山市)、道の駅笠岡ベイファーム(笠岡市)

    地方公共機関等

    倉敷市、津山市、笠岡市、総社市、高梁市、矢掛町、新庄村、真庭市

    (4)新規就農者等へのアンケート結果

      令和2年10月に、岡山県拠点地方参事官室が、岡山県主催の「令和2年度社会人・新規就農者研修」において、施策の説明をした際に、あわせて、これから農業を始めるに当たっての課題等についてのアンケートを実施しました。
      研修生からは、「資金や費用に不安がある」、「販売先の情報が欲しい」等の意見・要望がありました。

    新規就農者等へのアンケート結果(PDF : 98KB)

    5.マスコットキャラクター

      地場農産物需給拡大プロジェクトを身近に感じてもらうとともに、地場農産物の更なる利用拡大することを期待して、マスコットキャラクターを作成しました。
    マスコットキャラクター
    使用規定はこちらから

    6.次世代に郷土料理を!  令和のばら寿司「晴寿司」

      JAグループ岡山など官民21の団体でつくる晴寿司ブランド推進会議より令和のばら寿司「晴寿司」を推進しています。
      ハレの日のおもてなし料理として岡山県民に愛され続けてきたばら寿司ですが、現代人の嗜好や暮らし方の移ろいによって作り手がめっきりと減りました。
      また、環境の変化で定番の岡山県産食材が獲れなくなり受け継いだレシビのままに作ることが難しくなるなど、郷土の味のともしびが消えかけています。
      その明かりを次世代のために灯し続けたい。このような想いから考案したのが、型にはまらない作り方、愉しみ方ができる令和のばら寿司「晴寿司」です。

    【晴寿司とは】
    ◇シャリは、岡山県産米を使用した五目寿司とすること。
    ◇具材に複数の旬な岡山県産食材をふんだんに使用した、創作のばら寿司であること。

    詳しくは以下のURLからご覧ください。

    晴寿司特設サイト
    https://www.harezushi.jp/(外部リンク)
    晴寿司公式Instagram
    https://www.instagram.com/harezushi/(外部リンク)

    お問合せ先

    中国四国農政局岡山県拠点地方参事官室
    〒700-0927
    岡山県岡山市北区西古松2丁目6-18 西古松合同庁舎3階
    電話:086-899-8610

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