空を泳ぐ「鮭のぼり」とサケ稚魚放流式
5月になると子どもの成長を祝って各地で鯉のぼりが飾られますが、標津サーモン科学館では「鮭のぼり」が大空を悠々と泳いでいます。
日本有数のさけの水揚げを誇る標津町で、サケの研究から展示までを行う標津サーモン科学館では、受精卵から稚魚、成熟して褐色のまだら模様に色づいたさけ、産卵後まで、さけの一生をモチーフにした8パターンの「鮭のぼり」が揚がります。2018年から始まり、毎年、地域の風物詩として愛されています。
また、5月3日から5日にはサケ稚魚放流式が行われ、多くの方々が参加されていました。館内で人工授精させた体長約5cm、体重約1gまで育てたシロザケの稚魚を小川に放流します。この稚魚が標津川を経て海へ旅立ち、数年後大きなさけになって標津川に戻ってきます。子ども達は「早く帰ってきてね」と手を振って見送っていました。 市村政樹館長は、「鮭のぼりは地域振興の意味も含め、地元のデザイナーに頼んで制作した。毎年4月下旬から端午の節句まで揚げるが、多くの子ども達に喜んでもらっている。様々なイベントが企画されているので、是非来場いただきたい。」と話されていました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和4年4月30日(土曜日)、5月2日(月曜日)、5月3日(火曜日)◯撮影場所:標津サーモン科学館(標津町)
大空を泳ぐ鮭のぼり
近くで見ると表情も様々
館内には趣向を凝らした様々な展示
幻の魚と呼ばれる絶滅危惧種のイトウも展示
チョウザメの指パク体験が人気
サケ稚魚放流式
ワイングラス、カップやジョッキなど選択可能
放流されるシロザケの稚魚
お問合せ先
釧路地域拠点地方参事官室
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