牛乳消費拡大に向け、地元産牛乳を使った商品を高校生が考案し販売実習会で一般販売
釧路商業高校の流通経済科3年生は、毎年、これまで学習した販売戦略・企画、値段設定等の集大成として販売実習会に取り組んでいます。今年も、11月3日、イオンモール釧路昭和店1階サンコートにおいて第19回販売実習会が行われ、地元釧路を含め全国11企業から取り寄せた特産品70品目を販売しました。
今回は特に初めての試みとして、同校は釧路市の菓子店「阿寒菓子処松屋」と地元の特産品の根釧牛乳を使った「もなか」を共同開発し販売したところ、用意した100セットはわずか30分で完売しました。
この取組は、生産者や農業関係機関で組織する「釧路市農業農村経営生産推進会議」が取り組む牛乳消費拡大事業と高校が連携して行われました。
商品開発は、4月から始まり、同校生徒が、商品開発のため、牧場見学、生乳の生産過程や農業情勢について学び、理解を深めました。
7月には、製造協力先である松屋も同席のもと、根釧牛乳を使った商品企画プレゼンテーションが行われました。その後、牛型と牛乳瓶型のもなか2種類を開発し、中のミルク餡には根釧牛乳を使用。牛型はミルク餡と黒ゴマ餡でホルスタインの白黒模様を再現し、牛乳瓶型はミルク餡のみを使用しています。
商品名を「MILKのモ~NAKA」と名付けました。牛乳の消費拡大に一役を担いたいことから「MILK」を前面に出し、今どきの高校生らしさを出すため、もなかと牛を連想させるため、和と洋を組み合わせ「モ~NAKA」としました。
生徒は「商品開発から商品化と販売まで大変だったが、釧路市農業農村経営生産推進会議と連携し、松屋さんとコラボできたことは貴重な経験となりました。この商品が少しでも牛乳の消費拡大につながり、酪農家のみなさんを応援し、地域の活性化になれば嬉しい」、「商業高校ならではの取組で、今後も続けていきたい」と語っていました。
▶釧路市農業農村経営生産推進会議のホームページはこちらからご覧ください。
ミルクのひみつ (釧路市農業農村経営生産推進会議ホームページへリンク)
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年4月23日(火曜日)、7月25日(木曜日)、11月3日(日曜日)◯撮影場所:大西牧場、北海道立釧路商業高等学校、イオンモール釧路昭和店1Fサンコート(釧路市)

商品開発のヒントを得るため牧場を見学1※

商品開発のヒントを得るため牧場を見学2※

企画立案した商品をプレゼンする生徒たち1※

企画立案した商品をプレゼンする生徒たち2※

販売実習会のオープニング

販売実習会の様子

コラボ商品の店舗にできる行列

牛型と牛乳瓶型の2種類のもなか

商品化したもなかを販売する生徒たち

牛乳消費拡大の思いを語る生徒

パッケージのデザインも生徒自ら考案

もなかを手にしてコラボ商品をアピール
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北海道農政事務所 釧路地域拠点
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