温泉熱などを利用したビニールハウスでミニトマトを栽培する施設を取材しました。
令和6年11月20日、帯広地域拠点は、令和6年11月にJA木野、株式会社アルプス技研及び株式会社アルプスアグリキャリアによる3者協定に基づき開所した「アルプス技研ファームとかち」の取組についてお話を伺いしました。
3者は、令和6年4月に農業及び食関連産業の振興に関することや農業人材の活用に関することなどについて、包括連携協定を締結し、相互の連携と協力を基盤に、地域産業の発展を目指した取組をスタートさせました。
この取組で整備したビニールハウスには、温泉熱を利用した温風発生機や小麦くずを利用したバイオマスバーナー、天窓、カーテン及びミストの活用で時間・温度によって制御する空調設備が導入されており、農作物の通年栽培を可能とする環境が整備されています。
現在、株式会社アルプスアグリキャリアの職員3名が2棟のビニールハウス内でミニトマトを栽培しており、農業人材育成の場としても活用されています。さらに、今後、株式会社アルプス技研のグループ会社が開発している運搬用ロボットの導入も検討しており、スマート農業技術の実証の場としても利用していく予定とのことです。
現在栽培しているミニトマトは令和7年1月に収穫され、音更町内にて販売される予定です。
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年11月20日(水曜日)◯撮影場所:音更町(アルプス技研ファームとかち)

温泉熱を利用した耐雪型八角ハウスの外観

ハウス内で栽培されているミニトマト

水溶性の栽培用肥料を浸透させているヤシ殻土壌

小麦くずを利用するバイオマスバーナー
お問合せ先
北海道農政事務所 帯広地域拠点
〒080-0016 帯広市西6条南7丁目3 帯広地方合同庁舎
☎:0155-24-2401:お問合せ入力フォーム