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北海道農政事務所

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新規就農を増やしたい!~足寄町で生産者や事業者と意見交換~

   令和7年7月25日、帯広地域拠点は酪農現場における新規就農の現状と可能性を把握するため、株式会社ファームデザインズ会長の海野泰彦氏、その海野氏の酪農経営に影響を受けたありがとう牧場の吉川友二氏の長男で令和6年に親元就農した吉川元氏、足寄町内でチーズ職人として新規就農者を支えながら酪農の魅力を発信している株式会社しあわせチーズ工房の本間幸雄氏の3者と、ありがとう牧場及びしあわせチーズ工房を視察し、その後、新規就農者を増やすための方策や地域の活性化のためにできることは何かなどについて、意見交換を行いました。
   今回意見交換した内容は、新規就農のインタビュー記事として今後「十勝地域新規就農者紹介」欄に掲載予定です。

人物紹介

(1)海野 泰彦(かいの やすひこ)氏は、帯広畜産大学卒業後、浜中町で離農した酪農家の土地を購入(新規就農)して酪農を始めた。営農の傍ら、自社生乳を使用した乳製品・加工品を提供するカフェレストランを運営するため会社を立ち上げた。現在は、芽室町内で乳製品・加工品を製造している。また、星野リゾートが実践する農業プロジェクト(ファーム星野)にてコンサルティングを担当。

(2)吉川 元(よしかわ はじめ)氏は、大阪辻調理師専門学校を卒業後、渡仏。パティシエとして修業していたところ、父の罹患に伴い就農した。自社の生乳を使った商品開発を目指す。22歳。父である吉川友二氏(故人)は、足寄町茂喜登牛(もきとうし)地区で新規就農し、放牧を主体とする「ありがとう牧場」を立ち上げた。放牧酪農に関心を持つ就農希望者や酪農実習生を積極的に受け入れるなど、次代を担う酪農家の育成に尽力した。

(3)本間 幸雄(ほんま さちお)氏は、自身が納得できる品質の チーズを製造するため様々な酪農家と交流を重ねる中で吉川友二氏が生産する生乳に惚れ込み、「ありがとう牧場」と同地区内にチーズ工房を構え、同牧場の生乳を使った高品質のチーズを製造している。


撮影データ

◯撮影年月日:令和7年7月25日(金曜日)
◯撮影場所:足寄町(ありがとう牧場、しあわせチーズ工房、ネイパル足寄)


ありがとう牧場を案内する吉川氏 (左:吉川元氏、右:海野泰彦氏)

ありがとう牧場を案内する吉川氏

(左:吉川元氏、右:海野泰彦氏)

放牧場内で酪農について語り合う様子

放牧場内で酪農について語り合う様子

しあわせチーズ工房を案内する本間幸雄氏 (中央奥)

しあわせチーズ工房を案内する本間幸雄氏(中央奥)

意見交換の主旨を説明する蝦名主任農政推進官(右2番目)

意見交換の主旨を説明する蝦名主任農政推進官(右2番目)

新規就農をめぐる状況を3者に問いかける田中地方参事官(右)
新規就農をめぐる状況を3者に問いかける田中地方参事官(右)

ヨーロッパでの経験を交えながら地域の魅力づくりを語る本間氏(右)

ヨーロッパでの経験を交えながら地域の魅力づくりを語る本間氏(右)

海野氏の御家族も加わり7名で新規就農を語り合う様子

海野氏の御家族も加わり7名で新規就農を語り合う様子

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〒080-0016  帯広市西6条南7丁目3 帯広地方合同庁舎
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