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北海道農政事務所

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原木しいたけ栽培「サホロ椎茸」(新得町)を取材しました。

  新得町内で椎茸栽培の生産組合に所属する生産者は、最盛期には十数戸ありましたが、林業の人手不足などを背景に、今では4戸に減少しています。こうした中、原木しいたけの生産再興を目指している正脇健次さんは、原木しいたけの独自ブランド「サホロ椎茸」を立ち上げました。 サホロ椎茸の栽培は、ミズナラの原木に椎茸菌を植え付け、林の中で榾化(ほだか。原木の中に菌糸をまん延させ、菌糸内に養分を蓄積させること)させます。良い活着(植菌した菌糸が原木に移り、成長し始めること)を図るための「仮伏せ」、良い腐朽(ふきゅう)を促すための「本伏せ」、「天地返し」などの作業を行い、丈夫なほだ木を作ります。収穫を迎えるまで、湿度管理に気を遣いながらこれらの作業を丁寧に繰り返します。
正脇さんは、「自社ブランドを通じて、新得町の原木しいたけの良さを広くつなげるため、現在、栽培している品種(5K-16)と栽培方法を未来に残していきたい」と話されていました。また、写真が趣味という正脇さんのすばらしい作品は、以下のWebサイトやSNSで御覧になることができるほか、直売所にも展示されています。
Webサイト:【サホロ椎茸】で検索(https://snowfull.net/index.htm)


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年5月13日(金曜日)
◯撮影場所:新得町(サホロ椎茸 正脇健次)


ほだ木の状態を丁寧にお話しする正脇さんほだ木の状態を丁寧にお話しする正脇さん
すくすく生長する「サホロ椎茸」すくすく生長する「サホロ椎茸」
直売所にも展示されるサホロ椎茸の写真直売所にも展示されるサホロ椎茸の写真


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帯広地域拠点地方参事官室

TEL:0155-24-2401(代表)
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