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北海道農政事務所

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北海道で初めてノウフクJAS認証を取得した野菜「shika vege(シカベジ)鹿追町」について取材しました。

   鹿追町でブランド化が進められている地元産野菜「shika vege(シカベジ)」に、障がい者の雇用創出の場を加え、令和6年3月14日に「shika vege(シカベジ)鹿追町」としてノウフクJAS(※)認証を取得したことを受け、帯広地域拠点は、認証取得に携わった鹿追町役場 保健福祉課の藤本係長と意見交換を行いました。
   「shika vege(シカベジ)鹿追町」は、町が管理している水耕栽培ハウス(バイオガスプラントで生成された余剰熱を活用し、通年栽培が可能。)において障がい者が栽培した作物で、ミニトマトや葉物野菜など10種類以上が栽培されています。
   現在、水耕栽培ハウスは障がい者の雇用確保の場として位置づけられ、NPO法人地域共同作業所もみじ工房の就労継続支援B型事業所の利用者が農作業に従事し、作物のは種から収穫まですべての工程に携わっています。同施設で収穫された作物の包装には、「ノウフクJAS」と「shika vege」のシールが貼られ、十勝管内の道の駅やスーパーで販売されています。
   藤本係長からは、「作業に従事する利用者は、想像以上に水耕栽培ハウスで働くことができており、楽しんで働くことができている印象である。『shika vege(シカベジ)鹿追町』の商品は、町内の道の駅でも人気で即日完売の時もある。ノウフクJASの認証取得を通じて、町で行われている農福連携の取組が全国に発信されることで、障がい者の雇用促進に繋がれば非常に素晴らしいことだと思う。」と話がありました。

※ノウフクJASとは、障がい者が生産行程に携わった食品及び観賞用の植物の農林規格 で、ノウフクJASを取得することにより、農福連携の理念に共感し、ノウフク商品を取り扱う企業への販路開拓につながります。また、農福連携の取組は、倫理的消費(エシカル消費)の配慮の対象である「人・社会」「地域」「環境」とも深く結びついていることから、エシカル消費に関心のある消費者層への訴求が可能となります。


撮影データ

◯撮影年月日:令和6年5月28日(火曜日)
◯撮影場所:鹿追町


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鹿追町役場 保健福祉課 藤本係長(写真右)

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利用者による農作業の様子

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「ノウフクJAS」と「shika vege」のシールが貼られた出荷前の商品

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その日に行う作業内容を利用者ごとにホワイトボードで整理

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ノウフクJASの表示例


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