はるきちオーガニックファーム(石狩市)にて農作業体験を実施しました。
令和6年8月30日に北海道農政事務所のみどりの食料システム戦略食卓プロジェクトチームメンバーを中心に、石狩市の有機農家である小林卓也さんが営む「はるきちオーガニックファーム」にて有機農業の農作業体験を行いました。
本体験は、職員が有機農業に係る農作業を体験することを通じ、有機農家及び有機農業に対する理解を深め、職員自身の行動変容を促すとともに、農林水産省職員としての意識の向上を図るきっかけとなることを目的として実施しました。
農作業体験では、アスパラガスの除草作業を行いました。参加した職員は、農薬に頼らない手作業での除草の大変さを身をもって体験するとともに、作業中に従業員の方とコミュニケーションをとることで、有機農業についての理解を深めました。
参加者を対象に農作業体験の事後アンケートを行った結果、農作業体験に参加する前と後における有機農業に対する意識について、多くの参加者から「意識が変わった」と回答があり、具体的には「有機農業を身近に感じられるようになった。生産者の有機農業に対する強い思いを感じることができた。」といった意見がありました。さらに、参加者全員から「次回の農作業体験にも参加したい。」と回答がありました。
また、小林さんから、有機農業の現状に関して「北海道では有機農産物を取り扱っている店が少なく、取り扱っていたとしても規模が小さい。今後、有機農業を広げていくためには、地元の消費を拡大させ、地元で加工したものを本州等で販売するための販路の確保・拡大に努めていく必要がある。」との考えを伺うことができました。
有機農業に対する理解深化を図るためには、農作業を一部だけでなく一連の流れで体験したいと考えているため、今後も収穫に至るまで定期的に農作業体験を実施する予定です。
昨年の農作業体験の様子はこちら
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年8月30日(金曜日)
◯撮影場所:はるきちオーガニックファーム(石狩市)

【アスパラガスの除草作業(1)】
株元に雑草がたくさん隠れていました

【アスパラガスの除草作業(2)】

【小林さんとの意見交換】
左から5番目が小林さん

【除草後の様子】
最初は見えなかった土が
見えるようになるほど綺麗になりました

【大きなアスパラガス】
これらのアスパラガスは
来年の収穫に向けて
根に栄養を蓄えています
お問合せ先
みどりの食料システム戦略推進事務局
TEL:011-330-8822