はるきちオーガニックファーム(石狩市)にて農作業体験を実施しました。
はるきちオーガニックファーム(石狩市)にて職員を対象にした第2回~第4回農作業体験を実施しました。
令和6年8月30日に実施した第1回農作業体験に引き続き、石狩市の有機農家小林卓也さんが営む「はるきちオーガニックファーム」にて、9月20日、10月28日、11月5日の3回にわたって事務所職員を対象に、第2回~第4回の有機農業の農作業体験を行いました。
第2回から第4回の農作業体験では、(1)アスパラガスの除草、 (2)トウモロコシ(ポップコーン用)の選別、 (3)にんにくの選別、 (4)じゃがいもの選別、 (5)かぶ・だいこんの収穫・洗浄、 (6)ヤーコンの収穫、 (7)防草シートや支柱の撤去を行いました。作業中に小林さんや従業員の方とコミュニケーションをとる中で、作物一つ一つに込めた『美味しく食べてもらいたい』という思いを丁寧な作業から感じ取ることができ、その姿勢に触れたことで食べ物を大切にしなければならないなど食への意識が大きく変化しました。
小林さんからは、自社農園の直売所に関して「“野菜を売る”ことよりも“豊かな食文化の提供”を大切にしたい」との考えや、有機農業の現状に関して「有機農産物は、まだまだ市場規模が小さいことや、出荷量が少ないことで輸送コスト等もかさむため、遠方の消費者が手にする頃には価格も高くなる。市場規模を拡大させるには物流の確保と出口対策が重要。」との考えを伺うことができました。
参加者を対象に行った農作業体験後アンケートでは、「農作業体験に参加したことで今後有機農産物を購入してみようと思ったか」との質問に対し、多くの参加者から「購入してみたい」と回答がありました。その他には、「農作業体験を通じて、より一層有機野菜について知りたくなった」、「有機農家さんの工夫や努力を知ったことで、価格が高い理由が分かった」といった意見もありました。
本年度全4回の農作業体験で、除草から収穫、収穫を終えたハウスやほ場の片づけまでの一連の流れを体験でき、参加者は、堆肥作りを通じた環境負荷低減の取組を日頃から理解する必要性を感じるとともに、体験していない人にも有機農産物の価値を伝える重要性を改めて感じました。
今後は、有機生産者の実情や有機農産物の魅力を伝えること等により、今回参加した職員のように少しでも行動変容する人が増えるよう努力していきます。
第1回の農作業体験の様子はこちら
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年9月20日(金曜日)、10月28日(月曜日)、11月5日(火曜日)
◯撮影場所:はるきちオーガニックファーム(石狩市)

【ポップコーンの選別】
一粒一粒丁寧に選別します
【収穫後洗いたての赤大根】【ヤーコンの収穫】
折れないように引き抜くのは
慎重かつ力の要る作業でした

【にんにくの選別】
茎を適切なサイズにカットし、
皮をむき、選別をします【収穫したての大根】
【防草シートの片づけ】
来年度に向けて丁寧に巻き取ります【畑の説明を受ける職員】
計6haの畑で様々な有機野菜を栽培しています
お問合せ先
みどりの食料システム戦略推進事務局
TEL:011-330-8822