くじら汁


作り方
1.塩クジラは皮を残したまま薄い短冊に切り、熱湯で湯びきする。
2.ダイコン、ニンジン、こんにゃくは短冊切りにする。
ゴボウはささがきにしてアクを抜く。山菜は食べやすい大きさに切る。
3.水と昆布を入れた鍋を中火にかけてだしをとる。
4.3のだしに1、2を入れ、アクを取りながらやわらかくなるまで煮る。
しょうゆで味を整えたら手でくずした豆腐と長ネギを入れ、ひと煮立ちする。
豆腐は手でくずすと味が染みやすい。
昔は、瓶詰めにしたタケノコや塩漬けにしておいた山菜を塩抜きして入れたそうです。
基本の味付けはしょうゆですが、塩味や味噌仕立てもおいしい。
ポイント
正月を祝うハレの料理
年末になると、道内のスーパーなどに塩クジラが出回ります。
クジラ汁は、道南の正月には欠かせないハレの料理です。
クジラは昔から縁起の良い動物とされており、特に北海道ではにしんを浜に追い込んでくれることから、その年の大漁を願うとともに、勢いよく潮を吹き上げる巨大な勇姿にあやかって大物になれるようにと、古くから年越しや正月の料理として食されていました。
紹介した材料やレシピは一例ですので、お好みにあわせてアレンジしてください。
▶くじら汁の紹介はこちら(うけつぎたい伝統食へリンク)
引用・参考資料
・萬谷利久子監修(2015)『知っておきたい 北海道のキホン 食べよう、作ろう。道民ごはん』メイツ出版株式会社.
・写真提供 小田嶋政子
お問合せ先
生産経営産業部 事業支援課
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