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関東農政局

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さらに詳しく屋敷林

北総台地には、家屋の周りを屋敷林で囲んだ特長的な農村風景が広がっています。季節風が強く、土ぼこりが舞いやすいという自然条件から、家屋を守る防風林の役割をするためです。

明治時代、この台地開墾に取り組んだ入植者たちも、風害には、たいへん苦しめられたといいます。開拓当初、このさえぎるものの何もない台地上で吹く暴風雨に、新築したばかりの開拓小屋の過半数が倒壊することすらありました。

風雨にさらされたのは、もちろん建物だけではありません。開墾したばかりの畑には、麦やそばが植えられていましたが、ある嵐の翌朝には、丹精込めて育てたそば畑が、花も葉も残らず吹き飛ばされ、数千本の赤い茎だけが線香のように残されていたといいます。

厳しい風土の中、未開の原野を現在のような実り豊かな農地に変えた入植者たちの努力は計り知れません。 

お問合せ先

農村振興部設計課
ダイヤルイン:048-740-0541

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