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関東農政局

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1. 環境への取組

  本事業の実施に当たって、豊かな自然環境、良好な田園景観の保全に配慮しつつ、環境保全型農業の推進や、水質保全につながる施設の整備を行います。また、水質保全等への取組が継続できる体制づくりを行い、印旛沼及び周辺の水質保全を図ります。
  このため、「土地改良法」に定められている「環境との調和への配慮」の理念を踏まえ、本地域で既に取り組まれている印旛沼環境保全活動と連携し、環境配慮方策を次のように実施します。

  ・  環境保全型農業への取組についてはこちら(2.環境保全型農業への取組)

景観への配慮 

  排水路の護岸改修に当たっては、印旛沼周辺の景観との調和に配慮し、多自然型護岸(植生)工法を用います。 

水質保全への配慮 

(1)循環かんがいのための施設整備

  循環かんがいに必要な基幹的施設(ポンプ場、用排水路など)を国営事業により整備し、かんがい用水として反復利用することにより、汚染物質の印旛沼への排出を削減します。
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(2)水質保全に資するための排水路整備

  排水路の護岸改修に当たっては、多自然型護岸(植生)工法を用いて、植生による水質浄化を行います。また、排水路の浚渫やヨシ等の刈取りなどの水質保全にのための維持管理を容易にするため、排水路内への進入坂路や、排水路法面に沿った作業ヤードの整備を行います。

(3)水質保全推進体制の整備

  「地域用水対策協議会」を組織し、関係機関との連携の下、持続的に以下のような環境保全対策に取り組むための体制づくりを行います。
 ・  農薬や化学肥料を使用低減する「ちばエコ農業」の普及
 ・  代かき時の濁水排出抑制のための浅水代かき等の普及、広報
 ・  低地排水路等におけるヨシ等の刈取り及び搬出による植生管理や浚渫
 ・  農地・水・環境保全向上対策の推進
 ・  印旛沼の水循環を構成している水利施設及び地域用水対策協議会が提案する環境保全活動などに係る広報

(4)低炭素社会のための取組

  施設整備に当たっては、低炭素社会のための取組として、低消費電力機器等の導入を図ることを関係機関と調整しつつ検討します。

(5)工事施工中の配慮

(ア)河川及び沼への汚濁廃水の防止に関する事項

   工事による濁水の流出は、水質悪化や生物の生息に影響を与える場合があります。このため、土砂や濁水の流出を抑制する必要から、掘削範囲を最小化し、濁水処理施設の設置により効果的な対策を行います。また、燃料や有害物の流出を未然に防ぎます。

(イ)仮設工事用地に関する事項

  周辺の生物の生息環境に悪影響を与えないよう、施工ヤードや資材置場、仮設道路を必要最小限にすることにより、動植物への影響を低減させます。生活環境との関係では、工事用車両等の進入安全対策を図ります。

(ウ)歴史文化財への配慮に関する事項

  地区内に埋蔵文化財包蔵地が周知されており、掘削等により文化財への影響があるため、県教育委員会等との協議を行います。

(エ)騒音・振動・排出ガス対策

  工事に使用する重機は、低騒音型、低振動型、排出ガス対策型のものとし、工事施工場所周辺の生活環境へ配慮します。

(オ)その他工事に関する事項

  工事着手前に施行業者に対して、環境に配慮した施設整備について、工事の趣旨や目的、留意事項等について説明し意識の共有化を図ります。現場の状況変化に対応できる、適切な管理体制を推進し、周辺環境への負荷軽減に努めます。工事現場での土砂、埃等の防塵対策を行います。


目次

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バナー(国営印旛沼二期農業水利事業とは?)  バナー(印旛沼開発の歴史)  バナー(地域の農業)  バナー(地域の自然)
バナー(環境へのとりくみ)  1.環境への取組 2.環境保全型農業へのとりくみ
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お問合せ先

印旛沼二期農業水利事業所
〒285-0016  千葉県佐倉市宮小路町28
電話番号:043(483)4401  FAX番号:043(483)4405

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