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近畿農政局

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王冠【近畿農政局】学生おべんとうコンクール2020 結果発表!王冠

『学生のアイデア・若きチカラで近畿の生産者を応援しよう!』コロナに負けるな!近畿の食材でお弁当づくり

応募して頂いた学生のみなさま、投票に協力して頂いたみなさま、おおきに☻

   新型コロナウイルス感染症の影響を受けている近畿管内の農林水産業を大いに応援するため、『学生のアイデア・若きチカラで近畿の生産者を応援しよう!~コロナに負けるな!近畿の食材でお弁当づくり~』をテーマに、「【近畿農政局】学生おべんとうコンクール2020」を開催しました。
  学生(大学生、短大生、専門学校生等)を対象に、近畿の食材を使用したお弁当を募集した結果、93作品の応募をいただき、応募作品を近畿農政局ホームページに掲載して情報発信しております。

  今般、近畿農政局ホームページを通じた一般投票、未来につなぐ食育倶楽部会員による一次審査、近畿農政局各部職員より選出した審査委員による厳正な二次審査の結果、全93応募作品の中から、次の通り賞を選定いたしました。(賞状については、受賞者の方へ郵送いたしました。)

  受賞されたみなさま、おめでとうございます。
  後日、受賞者の皆様のご協力のもと、コメントをいただきましたので、作品とともにご紹介させていただきます。
  受賞者からのコメントの詳細については、こちら


【総評】
  応募されたいずれの作品も甲乙つけがたく、審査は難しいものでした。今回のコンクールにおいては、当初の予想より多くの93作品の応募、1,059票の一般投票があり、事務局一同感謝申し上げます。
    一般投票のコメントでは、「見ていてとても楽しかった」、「いろいろ勉強、参考になる」、「素敵な取組で次回も期待する」等うれしいご意見をたくさん頂戴いたしました。
 「食」に対する関心は、重要な課題であり、近畿の食材を使用した身近なお弁当作りを通じて、「with コロナ」の状況の中で「食料自給率」、「地産地消」、「生産現場への関心」、「食材、食文化への関心」など一人一人が考えるきっかけとなれば、幸いです。

全93応募作品、一般投票結果(投票総数 1,059票)については、こちら
それでは、発表します。

王冠グランプリ
27 ぐるっと一周!近畿観光弁当(平安女学院大学 平安女子)宇佐美  亜希 さん


弁当27
国際観光学部の学生らしく、コロナ時期でも観光したい気持ちをお弁当に詰め込みました!大阪で生まれた道明寺揚げという技法など、調理法にもこだわりました。ぐるっと近畿を一周できる食材たちで、楽しくお弁当観光しませんか?
使用した近畿の食材:京都府(黒豆おにぎりの京丹波黒豆、万願寺とうがらし、たまご、ほうれん草、プチトマト)、大阪府(真鯛の道明寺揚げ鯛)、滋賀県(かぶらと柿の酢の物の赤丸かぶ)、兵庫県(栗のおにぎりの丹波栗)、奈良県(かぶらと柿の酢の物の柿)、和歌山県(とりの梅煮の南高梅)
使用した他地域の食材:三重県(めはり寿司の高菜)
作成時間:35分
選定理由:近畿6府県全ての食材と調理方法が使用されたお弁当であると同時に、コロナ時期でも観光したいという気持ちを詰め込んだお弁当、「ぐるっと近畿を一周できる食材で、楽しくお弁当観光」というコンセプトが素晴らしい作品です。地産地消を意識した食材の選択、調理方法の一つ一つにこだわりが感じられます。一般投票でも、各項目とも上位にランクインされ、「美味しそう、上品さが感じられる素敵なお弁当」とのコメントがあったこの作品をグランプリに選定させていただきました。
宇佐美 亜希 さんからひとこと
この度はグランプリに選んでいただきありがとうございます。今までにこのような賞をもらったことがないためとても嬉しく思います。グランプリを自分の誇りとし、これからも精進していこうと思います。
私の一押しレシピは、『
和歌山の南高梅を使ったとりの梅煮』です。梅につけることで柔らかくなり、味のアクセントがきっとくせになることでしょう。

アイデア賞
8 鉄分補給!おいしが(滋賀)弁当(滋賀県立大学 おかえり)岡田  英里子 さん


弁当8
滋賀の食材を中心に献立を考えました。
小松菜、春菊、赤こんにゃくと、鉄分を豊富にとれる食材を使っています。全体の味付けは和風にして、優しい味わいにしました。全て加熱の工程があるので衛生的にも安全です。また、加熱してあることで、前日の夜に作っておくことも可能だと思います。滋賀県出身ではないからこそ思う、滋賀のおいしいものを集めてみました。
使用した近畿の食材:米(滋賀県)、さくら漬け(滋賀県)、春菊(滋賀県)、近江牛(滋賀県)、卵(滋賀県)、赤こんにゃく(滋賀県)、じゃがいも(滋賀県)、小松菜(滋賀県)
作成時間:約40 分
選定理由:滋賀統一のこだわりが感じられます。
滋賀県出身ではないにも関わらず、滋賀の食材を知り、地域の食材を使用したお弁当を作るという郷土愛にあふれている作品だと思われます。地域で受け継がれてきた伝統的な食文化の継承が感じられる「赤こんにゃく」を使用されている点、おにぎりに「さくら漬け」を使用するなど地域の食材を工夫して上手に使用し、彩りがきれいな点を評価いたしました。
岡田 英里子 さんからひとこと
このたびはアイデア賞を頂戴し、光栄に思います。近畿の中でも滋賀県の食材を利用し、滋賀県立大学で得た知識があったからこそ作ることができたお弁当でした。このお弁当を通して、多くの方に滋賀県の食材に興味を持っていただけると幸いです。
私の一押しレシピは『さくら漬けと春菊のおむすび』です。滋賀県日野町原産の日野菜の桜漬けと滋賀県で作られた春菊、ごま、を混ぜ込んだおむすびです。ピンク色と濃い緑色で彩りがよく、食欲をそそります。

おいしそうで賞
4 お家ピクニック(東大阪大学短期大学部 中澤桜子)中澤  桜子 さん


弁当4
コロナで外出ができない、運動会が開かれないこの世の中、子供達やご両親、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒にお家で少しでもピクニック気分を味わえますように、と願いを込めてつくりました。落ち込んでいた気分も可愛いお弁当を見たら元気になれます! 美味しいお弁当を食べたら笑顔が増えるし、今は何より心が満たされる事が1番の健康です。
使用した近畿の食材:お米 (近江米・滋賀)・ローストビーフ (神戸牛・兵庫)・れんこん (姫路・兵庫)・筍 (山城・京都)・たまご(富田林・大阪)
作成時間:2時間
選定理由:見た目も華やかで外出自粛モードも吹き飛ばすような元気をもらえるお弁当です。「近年、一人で食事をする「孤食」や、同じ食卓に集まっていても、家族がそれぞれ別々のものを食べる「個食」が増えています。誰か(家族、友人など)と一緒に食事をすることすなわち「共食」は、健康で規則正しい食生活を送るなどいいことがたくさんあります。「withコロナ」時代という気持ちがふさぎがちな時代だからこそ「ピクニック気分を味わえますように!」という願いが込められた作品である点を評価いたしました。
中澤 桜子 さんからひとこと
この度はこのような素晴らしい賞を頂き本当にありがとうございます!お弁当コンクールというものに挑戦した事が初めてだったのですが、第1回目に受賞させて頂けるという貴重な体験をさせて頂きとても嬉しく思います。審査員の方々、数多い中から評価し、賞を授けてくださり本当にありがとうございました。
私のイチオシレシピは『神戸牛のローストビーフ』です。常温から表面をカリッと焼いてあとは湯煎で弱火7分、火を止めて30分置くと簡単に出来上がります!中まで火を通しすぎると硬くなるので注意が必要です。私のイチオシレシピぜひ作ってみてください!

かんたんで賞
15 「母に食べて欲しいお弁当」(大阪成蹊短期大学 RINO)坂本  莉乃 さん


弁当15
主菜に肉じゃが、副菜にだし巻き玉子と蓮根のきんぴら・ひじきの煮物におくらのおかか和えと和食を意識しました。そして母が大葉が好きなので、食中毒予防も兼ねて大葉と梅干しを入れ、お弁当を彩りました。毎日仕事で忙しい母の一日の癒しになれたら嬉しいです。
使用した近畿の食材:滋賀県産こしひかり七分づき米、淡路県産玉ねぎ、和歌山県産梅干し
作成時間:15分
選定理由:審査員から「定番ながら落ち着くおかずとお母様への気持ちが詰まってお腹も心も温まるお弁当でした」とのコメントもあったこの作品。主食・主菜・副菜を組み合わせることを意識した栄養面をはじめ、見た目もバランスのよいお弁当であることを評価いたしました。また、「15分」という短時間でこれだけのお弁当を作成されるという料理の手際のよさも素晴らしい作品です。
坂本 莉乃 さんからひとこと
この度は「かんたんで賞」という素晴らしい賞を頂き、とても嬉しく思います。この素敵な賞を胸に、お弁当作りだけでなく色んな食材を使った料理に挑戦していきたいと思います。ありがとうございました。

特別賞(最多人気賞)獲得数 279票
50 近畿野菜1 食分盛りだくさん弁当(相愛大学 髙橋まいか)髙橋  まいか さん 


弁当50
今の日本人女性は1 日に必要な野菜摂取量350 グラムに対して約7 割しか摂取することができていないとされています。
今回私が作ったお弁当には約150 グラムの近畿の野菜が入っており、野菜を豚肉に巻いたり細かく刻みハンバーグにしたりなど工夫をしました。
またお弁当ということもあり所要時間も35 分とそこまで時間もかからないようなメニューとなっています。
もっとたくさんの人たちに野菜のおいしさやアレンジの仕方を知ってもらいたいです。
使用した近畿の食材:お米(兵庫県産)、 にんじん(奈良県産) 、ミニトマト(和歌山県産)、 サニーレタス(兵庫県産)
作成時間:20~35 分
一般投票で1番に輝いた作品です。投票者からは、「彩りが豊かで美味しそう」、「栄養満点なのに短時間でできる」、「健康への配慮、また地産地消への取組が感じられる素晴らしいお弁当だと感じる」、「みんなが大好きなお弁当の具材でしかも野菜がたっぷり摂れるのはとてもよい」、「野菜嫌いの子どもにも効果的」とのコメントが寄せられました。
髙橋 まいか さん からひとこと
今回特別賞という大変貴重な賞をいただきとても感謝しています。ありがとうございます。正直賞などをいただけると思っていなかったのでとても嬉しく思っております。現状に満足せず日々精進していきたいと思っています。
私の一押しのレシピは、
『蓮根ハンバーグ』です。簡単かつ食物繊維がたくさん含まれておりとても食べやすいハンバーグになっています。

 一般投票の結果については、全93応募作品掲載ページに、10位までの順位及び獲得票数を発表しております。
ビラ

実施期間

作品募集期間:令和2年10月20日~令和2年11月10日   
一般投票期間:令和2年11月13日~令和2年11月29日

募集した内容

対象:学生(大学生、短大生、専門学校生等)。近畿農政局管外からの応募も可能。
お弁当:少なくとも1つは近畿の食材を使用したもの。

王冠受賞者のみなさまからコメントを頂きました王冠

賞状写真
アイデア賞受賞の岡田  英里子さん

今回のコンクールの課題とした「近畿の食材選び」、またお弁当を作る上で、気づいたことは、ありますか?

【グランプリ(宇佐美   亜希さん)
食材選びに関しましては、自分は近畿の者ではないためとても苦労しました。これも学びだと思いながら、近畿の食材を探しました。お弁当作りで1番大変だったことは、彩を考えて配置することです。何度も改良を重ね、最後は納得のいく形になったと思います。
【アイデア賞(岡田  英里子さん)
「近畿の食材」という課題から、はじめは近畿各府県を代表した食材を使おうと考えました。しかし、代表する食材といっても、生産量が多いもの、伝統的な食べ物、料理、その地域ならではの食材などが考えられ、1つに絞ることが難しいなと思いました。そこで、今までの大学生活で献立作成に利用した食材や、学習活動で知った食材を生かして、滋賀県だけに絞ったお弁当にしました。
【おいしそうで賞(中澤  桜子さん)
今回は「見た目から元気を」をテーマに作ったお弁当なので、食材選びも見た目がカラフルになるように選びました!作っているうちにもっとおかずを作りたい、もっと栄養をいっぱい詰めたい、など欲が出てきてしまって絞るのがすごく大変でした。(中澤 桜子さん)
【かんたんで賞(坂本  莉乃さん)
普段から学校行事としてお弁当を作っていますが、地域を意識した食材選びにとても苦戦しました。いつも利用しているスーパーにどのような近畿産の食材があるのかなど、おべんとうコンクールを通して知ることが出来て良かったです。
【特別賞(最多人気賞)(髙橋  まいかさん)
普段は意識していない野菜の生産地を細かく見ながら選ぶのに苦労しました。また近畿地方の野菜を多く取り扱っているスーパーが意外にも近くにはなく何軒ものスーパーを回り近畿地方の野菜を集めました。

私の場合お弁当に1食分の野菜を取り込むことを目標に作っていたのですがとても難しく、どのようにすれば美味しく野菜をたくさん摂取できるかを考え作るのにとても苦労しました。

おべんとうコンクールに参加してみて、いかがでしたか?「食」に関する意識は、変わりましたか?

【特別賞(最多人気賞)(髙橋  まいかさん)
私自身1回生なのもありまだ栄養に関する知識が足りていない部分もあり、今回のお弁当コンクールに参加するにあたり、今まで知らなかった知識をたくさん取り込むことができました。
【おいしそうで賞(中澤  桜子さん)
皆さんの素敵なお弁当、栄養を考えた素晴らしいおかずなどを見て、さらに食に関しての興味が増しました。今までは割と彩り重視だったのですが、皆さんの私には無いアイデアだったり調理方法などを見ているとより一層食に関しての勉強をしたいと思うようになりました!
【かんたんで賞(坂本  莉乃さん)
今回のコンクールの後に学内で行われたお弁当コンクールでも、人気投票を得ること出来ました。学生おべんとうコンクールでのお弁当作りが活きたんだなと感じました。
【アイデア賞(岡田  英里子さん)
自分が住む地域の食材をいただくことで、地消地産ができることを実感することができました。旅行のような遠出ができない今だからこそ、自分が住む地域の食材ともっと出会う機会を作っていきたいと思いました。
【グランプリ(宇佐美  亜希さん)
コンクールに参加して、地産地消の大切さを改めて感じることができたと思います。自分が住む土地で育った食材たちをありがたく頂くことで、地元愛などが芽生え、自分のことも、その土地のことも大切にしたいと考えるようになりました。

「食」について伝えたいことは、ありますか?

【おいしそうで賞(中澤  桜子さん)
栄養士を目指しているので、普段毎日作っているお弁当も食事バランスを考えて作っています!

自分で毎日スーパーに行くので、食材などはなるべく大阪産や近畿の食材を選んでいます!
withコロナ時代で皆さんも自炊をする機会が増えていると思うので、各地方の美味しい食材を取り入れて、からだの内面から免疫力アップを目指しましょう!
【アイデア賞(岡田  英里子さん)
私は毎日、牛乳をコップ一杯以上飲むようにしています。牛乳は私にとって大切なカルシウム、鉄の摂取源だからです。カルシウム、鉄は不足になりがちな栄養素で、実際に食事記録から推定摂取量を求めると基準値に達していないこともよくありました。意識しなければ十分な量を摂取できないと学ぶことができたので、毎日飲むようにしています。
【特別賞(最多人気賞)(髙橋  まいかさん)
今回のお弁当コンクールに参加してからお弁当を作る際に野菜の量を考えたり、どのようにしたら綺麗に見えるかなどを考えるようになりました。この経験を無駄にせずこれからも精進していきたいと思っています。
【グランプリ(宇佐美  亜希さん)
食というのは生きていく上で絶対に必要なことです。普段当たり前にご飯を食べているかもしれませんが、今一度食べれることに感謝していただいていこうと思います。

【近畿農政局】学生おべんとうコンクール2020事務局よりひとこと

【近畿農政局】学生おべんとうコンクール2020は、いかがでしたか?
今回のコンクールは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている近畿管内の農林水産業を少しでも応援するため、学生のアイデア、若いチカラのこもったお弁当を募集し、応募された作品を近畿農政局ホームページに掲載して情報発信することで、近畿の食材の消費拡大及び食育の推進を目的として「学生おべんとうコンクール2020」を開催いたしました。

改めて、近畿の食材を使用した身近なお弁当作りを通じて、「with コロナ」の状況の中で「食料自給率」、「地産地消」、「生産現場への関心」、「食材、食文化への関心」など一人一人が考えるきっかけとなれば、幸いです。

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食育ピクトグラム

 一般投票の結果については、全93応募作品掲載ページに、10位までの順位及び獲得票数を発表しております。

お問合せ先

消費・安全部消費生活課
担当者:食育担当
ダイヤルイン:075-414-9771

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