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近畿農政局

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キラリ現場にて(2018年1月)

農業前向き!市川町の村田さん。



 20年前の耕地整備を機会に兼業農家の父から農業を引き継ぎ、有限会社環境微生物研究所を立上げ、専業農家として地域の担い手であり相談役でもある代表取締役の村田敏朗さん(61歳)に自社と地域農業のあり方についてお話を伺いました。

 有限会社環境微生物研究所の名称は、4人の出資者で経営理念として環境に配慮した農業を一緒にやっていこうということで命名しました。
 経営規模は28haで、従業員3名と主食用水稲を中心に加工用米、飼料用米、小麦、野菜を作付しています。年間を通した仕事として野菜作りに取り組み、主にキャベツとニンジンを生産し、直売所で販売しています。
 農地も預かっていますが、維持管理の年3回の草刈り等が大変で、運転資金面でも農業機械、資材仕入れなどの負担が大きく、また、来年度より生産数量目標の配分がなくなることで、今後の経営や米価下落等に不安を持っています。
 地域では集落営農組織から作業委託や米の販売委託、こちらも農業機械を借りたりと協力関係を大事にしているところですが、最近は地域でも高齢化が進み、地域でも将来誰が農業を担っていくか考えていく必要があります。
 そのような中、従業員が3月に独立し、加東市で農業経営を行う事となり、大変喜んでいます。
 また、今月に大阪で開催される国際水準GAPの指導者研修に参加され、これからも農業に前向きに取り組み、中核農家として地域を盛り上げるため頑張っていきたいと熱く語られました。




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