たつの市御津町の成山新田で野菜を生産されている、たぶち農園の田淵大勝さんにお話を伺いました。
東北で農業を学んでいた学生時代に、グリーンツーリズムで訪問した鉢花の生産者に影響を受けたのが就農のきっかけでした。 その方の元で3年間、生産や経営を学び、平成12年に地元で就農しました。 当初はハウスで鉢花を生産していましたが、大きなブームが過ぎたことや成山新田という好条件の土地があることから、徐々に野菜生産に切り替え、今では野菜メインの経営となりました。 現在は私と妻、母、パート従業員5名で、にんじん、だいこん、さつまいもを約3.5ha栽培しています。 出荷先はスーパーやJAの農産物直売所であり、私が直接配達します。 新鮮な状態で店頭に並べられるほか、売場の状態やお客様の反応なども分かるので、手間はかかるのですがメリットの方が大きいと思っています。 成山新田という条件の良い土地での生産であり、管理を間違わなければ良いものができる自信があるので、安定生産、安定出荷が日頃気を付けている点です。 今後はさらに規模を拡大して経営の安定を目指します。当地域では勢いのある農業者もいますが、全体的に見ると元気がなくなっていると感じています。 そのため綾部山梅林や新舞子など、素晴らしい地域資源を農業と結びつけて、全体が盛り上がれる仕組みを作っていきたいと考えています。
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