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近畿農政局

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キラリ現場にて(2018年11月)

地域住民に愛される牧場とジェラート店を目指して!





 明石市で酪農と生産した牛乳でジェラート製造し直接販売されている、伊藤牧場の伊藤 靖昌さん(32歳)にお話を伺いました。

 中学生の時「トライやる・ウイーク(職業体験)」で自宅牧場の乳搾りを体験したことで酪農に興味を持ち、高校卒業と同時に就農しました。
 牧場は、昭和40年頃に祖父と父が始め、私で3代目となります。

 現在は、私と父と従業員の3名が牧場を、ジェラート店を妻とパートの2名で運営しています。
 飼育頭数はホルスタイン種35頭で、1日当たり約900リットルの乳を搾っています。
 牧場は住宅地の中にあることから、糞尿の臭いをチョコレート臭に変える香料を使用し、近隣の方に理解を得るように細心の注意を払っています。

 住宅地で、規模拡大が難しいことから、新たな取り組みとして、収益を確保しながら地域の方にも喜んでもらえることを考え、平成25年に牧場の横でジェラート店「ぐらなーと」をオープンさせました。
 オープンに当たり、岡山の牧場で修行をし、近隣の方にも試食等してもらうなどし、大人も食べやすい味に仕上げました。マスコミにも取り上げられ、口コミでも「自家製の新鮮な牛乳を使ったジェラート」として好評をいただき、リピーターも増えています。

 周辺は宅地化が進み、酪農を続けるには非常に厳しい環境ですが、ここまで守ってきた酪農を地域の方に愛されながら続けて行けるよう頑張っていきたいです。


ぐらなーと http://granato.sakura.ne.jp/




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