篠山市口阪本で水稲・黒大豆等の生産と観光農園を行っている農業生産法人丹波たぶち農場の田渕真也さんにお話を伺いました。
平成13年に大学を卒業後就農し、弟の泰久氏が就農したことを契機に、父と平成14年に「農事組合法人 丹波たぶち農場」を設立、現在は、父・弟・臨時雇用者とあわせて10名で、水稲を中心に黒大豆、大豆、いちご等を約70haの農地に栽培しています。 販売先は、飲食店や食品卸売業者、米穀店の他、消費者へも直接販売しており、また、法人設立後は、いち早くいちごの高設栽培施設を導入し、地域での農業の先進的な取り組みを行っています。
平成20年度には、いちご狩り、黒大豆枝豆の収穫体験、さつまいも掘り等の観光事業を開始し、平成22年度からは、市民農園「青空塾」を開園する等、経営の多角化にも取り組んでいます。 平成24年に兵庫県内の若手稲作農家25人が結集し設立された「株式会社兵庫大地の会」で、取締役副社長を務め、肥料や資材などの共同購買、米の共同販売など大規模化のメリットを活かした取り組みを行っています。 平成29年度には、農産物の生産管理や従業員の管理などを見直し、篠山市特産の丹波黒大豆でGLOBALG.A.P.認証を取得しました。今後も農地の規模拡大を進めるとともに、GLOBALG.A.P.認証を他の農産物へも拡大し、「丹波篠山たぶち農場」のブランド化に取り組んでいきたいと考えています。
丹波たぶち農場 http://www.tabuchi-farm.jp/
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