洲本市で露地野菜の生産をされている、堂内充(どのうちみつる)さん(40歳)にお話を伺いました。
大学在学中の就職活動で様々な職業を見ていくうちに、自分には農業が向いているのではないかと思い、2001年に就農しました。 我が家は水稲や裏作でたまねぎを生産する、いかにも淡路島らしい兼業農家でしたが、私は就農時からレタスを経営の中心に考え、実家とは別で農業経営をスタートしました。 何かと難しいこともありましたが、農業改良普及員や営農指導員の助言を受けつつ、年々生産を安定させ、徐々に面積を拡大してきました。 秋から春にかけてはレタスやキャベツ、夏場はピーマンなどを、約2haの農地で栽培し、JA等の他、農産物直売所や学校給食センターへも出荷しています。 労働力は基本的に一人なので、収穫時期の作業量を想定して作付を調整し、無理なく余裕を持った作業量で、体だけでなく、気持ちにもゆとりを持って仕事が出来るようにしています。
当地域は未整備のほ場が多く存在する中山間地域であり、現在は中山間地域等直接支払交付金などを活用して農地を保全しているのですが、高齢化もあり今後が心配です。 私も含め地域ぐるみで、今まで以上に農地のことを考えることが大切になると思います。 また、個人的には、妻が育児から手が離れれば二人で管理できる程度まで規模を拡大し、さらには担い手となるような世代を雇用することにより農業の後継者を育成し、地域の農業に貢献したいと思っています。
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