三木市で酪農と生産した牛乳でアイスクリームとチーズを製造し販売されている、西山牧場の責任者 西山 農(にしやまみのり)さん(40歳)にお話を伺いました。
北海道の酪農学園大学で酪農や食品について学び、大学を卒業後の2001年に就農しました。 牧場は、1967年に乳牛2頭から始め、父が20歳の時にアメリカに渡り大規模経営を習得、帰国後50頭飼養可能な牛舎を建設、当時は20頭飼養で十分経営が成り立つ時代だったので、周囲からは大変驚かれたそうです。
また、母から牧場でアイスクリームを販売したいと提案があったことから、就農と同時にアイスクリーム工房「BOSS&MOM」も開業しました。 店舗では、季節限定品を含めたアイスクリームを年間70~80種類製造、1番人気の「牧場ミルク」を始め常時20種類販売しています。 一昨年には、兄がチーズ工房とピザレストランを開きました。
現在の牛舎は2016年に国と市の補助事業を活用し、牛が自由に動けて省力化と作業性を重視したコンポストバーン方式の牛舎を建設したことで飼養環境も良くなり、牛も健康で長命になりました。
三木市は、酪農だけでなく農業全体の後継者不足が深刻で、地域農業を活性化するためには、一つの産品に特化するのではなく、水稲、野菜、畜産、果樹の多種多様な農業が展開する状況になるのが良いと考えています。 将来、子供にバトンタッチするまでにはミルクプラ ントを建設し、環境に配慮した牛乳の生産に取り組み「オーガニック牛乳」として販売したいと思っています。
西山牧場 http://www.bossandmom.com/
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