南あわじ市で、レタス、玉葱を栽培・販売されている「Top Field」代表の堤直也さん(32歳)にお話を伺いました。 高校卒業後、自動車整備士として就職する傍ら、7年前から少しずつ農業を始め、地域の農地を任される中、平成25年に農業一本でと決意した直也さん。
淡路島の自然に恵まれた環境で育った作物を消費者の方に届けたいとの思いから平成27年に「Top Field」を設立しました。 小さい頃から農業を手伝っていたこともあり、すんなりと農業に入り込め、近隣農家との意見交換も交えながら、土作りや栽培方法などの生産技術が確立していく中、販売に特化した卸会社を設立することで、生産から出荷、安定した販売に至る現在の体制作りを構築することが出来ました。
そんな直也さんの後ろ姿に惚れ直した奥様の真名美さんも昨年看護師を辞めて就農。 良き理解者であり、貴重な戦力として直也さんをサポートしています。
現在、レタス7.5㏊、玉葱1.5㏊を、真名美さん、母、従業員4名の計7名で行っており朝採れた新鮮な野菜をその日のうちに、加工・外食業者などに出荷し、更に昨年から地元ホテルと米の栽培契約を結び、品種選定では大学とも連携した新たな取り組みをスタートしました。 「Top Field」の自慢は土作り。 毎年ほ場ごとの土壌診断を行い、栽培作物に合った土作りに取り組んでいます。 また、安全・安心な作物を届けたいとの思いから、農薬の使用を抑え、独自の有機肥料を使用した栽培に努めています。 高齢化、担い手不足により耕作放棄地が増える中、農地の集積・大規模化を行い、近隣農家と協力しながら生産・販売の拡大が出来たらと考えています。 農家として、経営者として、安定した農業生産が行える取り組みを今後も模索し、淡路島農業の発展・継続に繋がればと思っています。
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