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近畿農政局

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キラリ現場にて(2019年10月)

徹底した管理で「生きた卵」をお届けしています!


cafeを担当する奥様と田隅さん

田隅養鶏場外観

鶏舎内の採卵鶏

新鮮なたまごかけご飯

 神崎郡市川町で養鶏をされている、有限会社田隅養鶏場代表取締役田隅元康さんにお話を伺いました。

 1960年、当時市川町の基幹産業であった養鶏を先代が始め、自分自身が食べたい「卵」が作りたいと試行錯誤し、研究を重ねた結果、現在の「卵」にたどりつきました。私自身も加古川市の養鶏場で5年間基礎から学んだ後、32歳の時に父の経営する養鶏場に入りました。
 まず、化学合成たんぱく、抗生物質、合成着色料は一切使用しない、特別にオーダーした天然飼料のみを使用したエサで育て、親鶏には、病気への抵抗力を高め、食欲を増進させる働きのある「パプリカ」を加えたエサを与えています。
 次に、水。ミネラル分を多く含む天然地下水から不純物を除去して与えており、浄水装置は、アスリートも愛用するメーカーの製品を使った浄水装置を使用しています。
 続いて、徹底的な飼育管理。恵まれた環境の中でヒナから約半年間、放し飼いで飼育します。この間、健康で元気な鶏に成長させるため、よく食べ、よく運動させます。成鶏になると鶏舎内へ移し、徹底した管理を続けていきます。人工的な温度設定は避け、カーテンの開閉で温度調整をするなど、太陽光線を十分取り入れてより自然な環境で管理し、疾病防止対策として外部検査もあわせて実施しています。
 
 こだわりを持って生産した卵が、市場価格に左右される経営から脱却するため、当時は珍しかった移動販売を始めることで独自の販売ルートを確立させました。当初は投げ売りのような時もありましたが、本物を生産してきたことで、美味しいとの評判が口コミで広まり、2014年には、ふるさと納税の取り扱いも開始、現在は3万5千羽を飼養し、販路は全国に広まっています。
 また、昨年養鶏場に直売所を開設、本年5月には、café「卵らんハウス」も併設し、caféメニューで卵かけご飯や塩卵を提供しています。
 今後も、こだわりを持った鶏を育成し、皆様に愛される卵生産を続けていきたいと考えています。

ホームページ: https://www.tazumi.co.jp/




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