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近畿農政局

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大河ドラマの舞台で「赤鬼飯」を開発!(2020年3月)

収獲した小豆を手にする中出さん

大粒の丹波大納言小豆

小豆を選別する中出さん

 丹波市春日町、大河ドラマの舞台にもなる黒井城跡の麓で丹波大納言小豆を栽培し、平成30年に設立した、丹波大納言小豆生産振興会の初代会長も努めておられる、「なかで農場合同会社」の中出靖大さんにお話をうかがいました。

 親は稲作農家でしたが、400年以上の歴史がある特産品の丹波大納言小豆が栽培の難しさと生産者の高齢化等により生産量が減るのを憂い、8年前に作付けを始めました。
 丹波大納言小豆は、種皮が赤く、大粒の俵型で、江戸時代には京都御所に献納されていたことが文献にも残っています。
 この度、そんな丹波大納言小豆と丹波市産のお米を用いたパックの赤飯を、その特性を活かせるよう大阪の米穀店と共同で何度も改良を重ね商品化し、1月下旬から道の駅やインターネット等で販売しています。
 ネーミングやパッケージデザインは、地元氷上高校の生徒に提案いただき、「赤鬼飯」と命名しました。
 赤鬼とは戦国時代に地元黒井城の城主で明智光秀と戦い、丹波の赤鬼と呼ばれた赤井直正にちなみました。
 ほかにも丹波地域特産の山の芋を使った「ふりかけ」の商品化にも取り組んでいます。

 最後に、市内各地域により農地の条件が違うため、今後は誰もがどこでも小豆を栽培できるようサポートし、丹波市の農業を守っていきたいと力強く語っていただきました。
 また、中出さんの取り組みは、丹波市の農業者を称えるため、毎年開催されている「丹波農業グランプリ」にもノミネートされています。




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