総合化事業計画は、六次産業化・地産地消法に基づき、農林漁業者等が農林水産物等の生産及びその加工又は販売を一体的に行う事業活動に関する計画のことで、農林漁業者等の所得の向上や農林漁業経営の改善を図ることを目的として国が認定を行っています。 このたび5月末で再認定した(株)芦田ポートリーの事業計画の概要を紹介します。
(株)芦田ポートリーは、平成24年9月に法人化し丹波市でケージ飼い・平飼い併せて約11,000羽を飼養し、年間約200トンの鶏卵を生産しています。 なお、平飼いでは風通しの良い開放鶏舎で有用な土壌菌を鶏の飼料や鶏舎内の土地に活用し、「平飼い卵」として美味しく健康な卵として評価されています。平成25年2月には総合化事業計画の認定を取得し、平飼い卵を使ったスイーツと惣菜加工に取り組み、鶏卵・加工品ともに自然食品を取り扱うカタログ通販会社への卸売、自社店舗やイベントにおいて直接販売を行っています。 今回、令和2年5月29日に再度認定を取得した総合化事業計画では、自社鶏卵を活用して飲食店向けスイーツなどを自社加工場で製造・冷凍し飲食店に販売する計画です。 既存商品のプリン・ブリュレ・ケーキなども好評を得ていることから、新商品の飲食店向けスイーツなどの開発とあわせて、更なる販路拡大に取り組むこととしています。
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