たつの市新宮町で、水稲、馬鈴薯、九条ネギなどを栽培されている、藤本俊祥さんにお話しを伺いました。
-農業を始めたきっかけは?-
元々は兼業農家ですが、幼いときから農作業の手伝いをしていたので、いずれ農業をするのかなと考えていました。 食品企業に就職しながら認定農業者になりましたが、農地を任される機会が増えたため、平成26年に離職し専業農家となりました。大事な農地を預かって欲しいと言われると、断れないですからね。「自分が地域の農地を守っていかないと!」と思っています。
-どんな農業を目指していますか?-
約30haの農地を耕作していますが、水稲では「高くても買って良かった」と、お客様に喜ばれるお米の生産を目指し、特別栽培米など特徴的な商品を自社ブランド「夢はりま」として販売しています。自分で京阪神などへ配達した際に、直接お客様の声として好評をいただいているので、どんどん挑戦していきたいです。 サツマイモの収穫体験では地域の皆さんにも参加してもらっています。大きなサイズを掘って喜んでいただこうと、いろいろ肥料等工夫しています。また、九条ネギは、たつの赤とんぼクラブさんからご紹介をいただき、地元の醤油会社のうどんスープの原材料として使っていただいています。みなさん、是非、ご賞味ください。
-うれしかった事や将来の展望は?-
多くの仲間に恵まれたことが一番の財産ですが、最近で一番嬉しかったのは、一緒にやってきた仲間が独立して専業農家になってくれたことです。いつも農業のことで頭が一杯なんですが、お客様や市場が何を求めているか、何が必要とされているかを考え、これからも色々なことに挑戦していきたいと思っています。
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