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近畿農政局

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芦屋市立朝日ケ丘小学校のみなさんと食料自給率について考えました


 近畿農政局兵庫県拠点は、10月30日、芦屋市立朝日ケ丘小学校を訪問し、5年生のみなさんと食料生産の問題について一緒に考えました。

 この日は、5年生2クラス(43名)の児童が、12のグループになり、調べてくれた資料などを示しながら、「農業をする人が減ってきている」「輸入が増えている」ことから、「このまま自給率が下がりつづけしまうと、国産のものが食べられなくなる」などを問題提起とし、「形の悪い野菜も消費して消費量を増やす」「消費量の増えた小麦を国内で多く作る」「野菜を工場生産して増産する」など、さまざまな視点から食料自給率を上げるための提案をしてくれました。
 なかには、「輸送が短いとCO2の排出が減って環境にもよいことなどを意識して、地元のものを買えば、国産の消費量も増える」など、農業を飛び越えて環境問題も考えてくれた提案もあり、感心させられるものばかりでした。
 
 発表のあと、提案のなかにあった「輸出もしてもうかる農業で、農業をする人を増やす」ことや、「農業を会社化や大規模にし、生産を増やす」ことは、農林水産省としても進めていて、みなさんと同じ気持ちであることを紹介しました。
  また、ジュニア農林水産白書などの資料を渡し、ひとつの取組みでは解決しないが、みなさんがこれからも関心を持ってくれることが大切であること、などを話しました。
  児童のみなさんからは、「日本は輸入にどのくらいのお金を使っているの?」という熱心な質問や、「いろんな考え方があるとわかった」「自分もごはんを残さずたくさんたべるなどして自給率アップにつなげたい」など、頼もしい感想が寄せられました。

「食品ロス削減の日」であるこの日に、食料について児童のみなさんと一緒に考えることができ、とても有意義な一日となりました。

お問合せ先

近畿農政局兵庫県拠点
電話:078-331-5924
Fax:078-331-5177