丹波で旨い米とにんじんづくりに全力!(2021年5月)
丹波市で水稲や野菜等を栽培されている「宮垣農産」の宮垣良一さんにお話を伺いました。
農業を始めたきっかけ
最初は農業に全く関係がない会社で働いていましたが、23歳の時に会社を辞めて実家に戻ってきました。
その時が農業のスタートになります。三田市で野菜作りもしていましたが、今は実家で大好きな農業に打ち込んでいます。
どのような農業をされていますか
30年前から父親が無農薬栽培に取り組んで今に至っています。有機JAS認証を取得して10年以上経過しました。
また、圃場の土壌分析を20年前から行っています。分析結果から足りない成分を把握して栽培に適した土づくりを心がけています。
堆肥は、近隣の畜産業者から糞を引き取り、うちのもみ殻と混ぜ自家製堆肥を製造しています。エアレーション設備を導入したことにより、3回の切り替えしで効率よく製造できるようになりました。匂いもありません。
にんじんの栽培は10年目ですが、当初のにんじん掘取機は砂地圃場に対応したもので、丹波市は粘土質のため機械化が困難でした。しかし、5年前に粘土質に対応したにんじん堀取機が開発され、今はこれで生産拡大することができました。

今後の目標や挑戦したいことは
スマート農業の取り組みとして、ドローンによる肥料散布で作業の効率化を考えています。
あと、新規就農希望者の育成に力を入れて行くことや、良い作物を栽培するために必要な良質の水を得られるよう、山の整備等もやってみたいです。
お問合せ先
近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941(内線242)
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