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近畿農政局

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有機農業を楽しんでチャレンジ!食の大切さを次世代へ(2021年12月)

市川町笠形地区で、有機農法で野菜やお米等を栽培し、平飼い鶏舎で採卵鶏を飼育している、牛尾農場代表の、牛尾真道さんと、牛尾農場の野菜等を使った、ランチのお店「農家のごはん  ことほぎ」を経営している祐美子さんご夫妻にお話しを伺いました。

どのような農法でしょうか

農薬や化学肥料を一切使わず「田畑輪換」という農法を取り入れています。畑を何年も続けると、土壌の栄養バランスが崩れ、野菜が健康に育たなくなります。

 

そこで、適切な時期に水田に戻し、稲に余剰な栄養を吸い取らせています。
採卵鶏については、ワクチンや薬剤は使用せず、飼料は、小麦・米ぬか・お米・おから・魚粉・牡蠣殻・食塩を配合、醗酵させた自家配合飼料です。

 

また、当農場で使っている肥料は、ほぼ鶏糞堆肥で全て露地栽培です。美味しい品種を選び、季節に合った旬の物を丁寧に育てることが美味しさの決め手だと思っています。


牛尾農場で採れた旬の野菜

これから有機農業を始める方に助言を

とにかく農業を楽しむことが一番で、新しい技術等にチャレンジすることも大事ですね。有機農業では雑草対策が大きな課題ですが、当農場では太陽熱マルチ殺草処理を取り入れています。
また、新しい品目や品種にもチャレンジしていて、常に色々と試行錯誤をしています。

しかし、新規就農となると難しいところもあると思います。当農場の常勤スタッフのうち1名は、当農場の元研修生です。こういった機会を利用して有機農業が自分に合うか検討してから始めてもいいのではないでしょうか。


「ことほぎ」のランチ

今後の夢や目標は

(真道さん)
納屋を加工場にして味噌作りを始めます。一般のお客様向けの販売と「ことほぎ」の料理に使う予定です。何度か作っていますが、なかなか美味しく仕上がっていると思います。


(祐美子さん)
「農家のごはん ことほぎ」は「腸に良い食事は人を幸せにする」「食で皆を元気にさせたい」と考えて経営していて「ことほぎ」の一番大事な根っこの部分になっています。今後は、食について皆様と考えたり話し合ったりするセミナーやワークショップを通して日本の農業、食の大切さを次の世代に伝えていきたいです。

お問合せ先

近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941(内線242)
ダイヤルイン:078-331-5924
FAX番号:078-331-5177