フルーツで南あわじ市を元気に!
南あわじ市で、認定新規就農者として「いちじく」と「ぶどう」を栽培している、澤内ファームの
井上 佐苗(旧姓 澤内)さんにお話しを伺いました。

いちじくのほ場前でご主人と
就農したきっかけは
大阪で会社勤めをしていましたが、父の病気を機に実家に戻り農業を手伝うことになりました。
2011年に興味と好奇心から、いちじく栽培の現地見学に参加した際、専門員の方に栽培を強く薦められました。
無料配布された穂木を植えてみたところ、順調に成長したことで引き返せなくなり、いちじく部会や研修会にも参加。先輩方の園地を訪問しご指導をいただく中で、栽培の奥深さや手を掛け無事に育っていく いちじくに愛情が湧いてくるようになりました。(子育てと同じ!)
定植から5年、収穫量が増えたことを機に本格的に両親の農業を手伝うことに。2019年にはぶどうの苗木を試験的に定植し、この栽培が順調に進んだことで、本年1月、両親から農業を継承し就農しました。

試験栽培中の”澤内さんちのぶどう”
どのような農業をされていますか?
いちじくを7a、ぶどうは18aでシャインマスカットやピオーネなど5品種を栽培しています。いちじくの収穫は必ず完熟で行い、お客様に一番美味しい状態で提供することを心掛けています。
地元の直売所などで“澤内さんちのいちじく”として販売し「美味しい!」との声をいただくなどリピーターも増えてやりがいを感じています。
地元では”フルーツ女子会”を作り、知識や経験を活かしてアドバイスを行うなど、農作業は「大変」ではなく「楽しい!」ということを伝え合い、今後も果樹栽培を盛り上げていきたいです。

マルシェでも大人気の “澤内さんちのいちじく”
今後の夢や目標は?
直売所や観光農園をしてみたいですし、南あわじ市のフルーツの魅力を多くの方に知っていただきたいです。また、フルーツ離れが深刻な子供達にフルーツの魅力、美味しさを伝えるため果樹園への招待や学校・保育所などへの食育活動も計画しています。
南あわじ市には果樹を栽培している方、特に若い方が少なく、その育成を行うことで過疎化が進む地域の活性化、活気あふれる地域となるよう努めていきたいです。
いちじく栽培を教えてくださった皆さん、支えてくれる主人、多くの関係者の方々に助けていただき今日があることに、感謝しています。
お問合せ先
近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941(内線242)
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