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近畿農政局

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~こだわり原料のペットフードで地域の課題を解決したい~

多可町でシカ肉ペットフードを製造する、特定非営利活動法人cambio理事長後藤高広さんにお話を伺いました。






シカ肉ペットフード生産をはじめたきっかけは

家業の金属加工会社でもともと障害者を雇用していましたが、この地域にはもっと障害者雇用施設(就労継続支援B)が必要であると感じていました。

獣害対策で捕獲したほとんどを廃棄処分としていた当時、シカの有効活用を考えていたことと、安心な国内産ペットフードを作りたいとの思いから平成265月に障害者を雇用する事業所を開設し、シカを使用したドッグフードの製造を開始しました。

    


ペットフード”TASHIKA”について

シカ肉の状態を自分の目で見て確かめるため、解体から精肉・加工まで一貫して自社の事業所で行っています。

主原料のシカ肉は多可町や県内の市町で捕獲したもので、副原料のサツマイモやカボチャなども地元産を使用。

ニンジン、オクラ、キクイモなどは多可町の耕作放棄地などを活用し、事業所の利用者が生産しています。

これらの地元産原料をふんだんに使用したこだわりのペットフードが“TASHIKA”です。

ドライフードの他に、ツノや皮はガムなどに加工したり愛犬のフードを手作りしたいお客さまのための生肉・生ミンチ等も販売しています



 

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今後の展開は

24時間無人でシカを受け入れることができる「シカポスト」を設置し、周辺市町からの受入れを始めたことで、シカの取扱い頭数が年間約3,000頭へ増加しました。

今はシカの解体を2名体制で行っていますが、主原料の供給がペットフード生産に追いつかなくなったので、解体できる人員を増やしたいと考えています。

また、現在は少量しか生産できていないウェットフードは、副原料である「キクイモ」を増産し、顧客の需要に応えられるよう供給数量を増やしたいと考えています。


 

  

お問合せ先

近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941
ダイヤルイン:078-331-5924