先端技術を活用し「幸せを生む農業」を実践!
加西市でトマトやトウモロコシなどの園芸作物を栽培している、よしよし畑の久世継義さんにお話を伺いました。
就農したきっかけは?
元々はサラリーマンでしたが、都市近郊農業に大きなビジネスチャンスを感じ、新しい栽培技術とデザイナーでもある妻のデザイン能力を合わせれば、野菜でもっと世の中を幸せにでき、儲かる農業を実践できると思いました。
また、農業には販売力が必要で元商社マンとしての営業活動に自信があったことも就農への後押しとなりました。
どのような取組みをされていますか?
就農時に整備したハウスに複合環境制御システムを導入し、土壌水分量・EC値・地温を計測・記録し、スマートフォンでいつでも情報を見られるようにしています。さらに同システムと1kmメッシュの天気予報データを連動させて、むこう1時間の蒸散量を計算し自動潅水するなどの省力化に取り組んでいます。
地域とのかかわりを大切にしたいと考え、自分たちが地域の役に立つ存在になれるように心がけ、地域の協議会の会長に就任したり小学生の社会見学や農業体験などを受け入れています。

今後の展望は?
農業でも他の産業と同様に原理原則を守って実践していけば売上は大きく伸ばせるはずと考えています。チームとして誇りを持って、農業者や社内だけでなく、関わる全ての人々とのパートナーシップを大切にしていき、規模拡大と売上げの向上を目指しています。
【よしよし畑】美味しい野菜で食べてくれる人を幸せにすることにフォーカスしたいと思い、食べてくれる人も、育つ野菜にとっても「よしよし」という想いを込めている。
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近畿農政局兵庫県拠点
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